すべてにおいて最上級!今の南野を止めるのは相手がどこでも難しい…岩本輝雄のDirecto

後半11分、抜群のテクニックでゴールを決めた南野(カメラ・宮崎 亮太)
後半11分、抜群のテクニックでゴールを決めた南野(カメラ・宮崎 亮太)
後半11分、この日2点目を決め、堂安(左)に祝福される南野(カメラ・宮崎 亮太)
後半11分、この日2点目を決め、堂安(左)に祝福される南野(カメラ・宮崎 亮太)

◆カタールW杯アジア2次予選 タジキスタン0―3日本(15日、ドゥシャンベ・セントラルスタジアム)

 森保ジャパンが2次予選の首位決戦、2連勝同士だったタジキスタン戦で快勝した。後半8分、11分と立て続けにゴールを決める活躍を見せた南野拓実(24)=ザルツブルク=を元日本代表MF岩本輝雄さん(47)は「テクニックなどすべてにおいて最上級」と絶賛。トップ下の不動のレギュラーと評価した上で、その得点感覚の鋭さを「日本にとって大きな武器」とした。(構成・中村 健吾)

 南野の得点感覚はすごい。ポジショニングがとてもいいので、苦しんだ前半でもチャンスのシーンには必ず南野がいたし、後半はゴールという形でチームを完全に助けた。

 後半8分の1点目。中島翔哉(24)=ポルト=のクロスも素晴らしかったが、スーッとフリーになるポジションの取り方が抜群だった。

 同じく11分の2点目。酒井宏樹(29)=マルセイユ=のものすごく速いクロスに合わせるのは、とても難しいのだが、南野は右足で非常に難しい角度で決めた。あれは高度な技。あれだけ密集している中で、ポッとフリーになれることは中々ない。海外でプレーしている中で磨かれた部分だろう。

 ザルツブルグ加入後、毎試合のように得点し、チャンピオンズリーグのリバプール戦でスーパーゴールを決めるなど、今の彼を止めるのは大変だと思う。どこが来ても。それほど、テクニックなど、すべてにおいて最上級ではないか。

 たとえば、ボールが受けられなかった際の動き直し、一つ目でもらえなくても、二つ目に動いて、そこも入らなくても、三つ目に動くという形でボールを引き出す。それだけ連続で動かれると、DFも外されてしまう。

 DFを外した上で彼は前を向いたら、何でもできてしまう。スピードもあるし、パスもあるし、シュートもある。すべてを持っているので、日本にとって大きな武器だ。あれだけチャンスに絡んだ上、3点目を決めてもいいくらいだったし、今日は「南野劇場」。コンディションをキープして試合に出ている限りはトップ下のレギュラーという不動の地位を築いたと思う。

 途中出場の浅野拓磨(24)=パルチザン=も良かった。森保一監督(51)が必ず代表に呼んでいる中、ついに結果が出た。いいところでゴールを決めた。上背はないが、タイミングのいい高いジャンプ。素晴らしいゴールだった。スピードがあるから裏を抜けてというイメージをみんな持っていると思うけど、サンフレッチェ広島時代からヘディングはうまかったし、この試合でゴール前で器用なプレーもできるぞというアピールになった。これは海外での経験で進化した部分ではないか。

 独特のリズムでフリーでやらせると面白い鎌田大地(23)=フランクフルト=といい、本当に日本の前線は激戦。レギュラー争いは先が分からなくて面白い。ただ、久保建英(18)=マジョルカ=については、もう少し出場時間が欲しかった。

 (題名のDirecto・ディレクト=スペイン語で「直接、まっすぐに」の意味)

後半11分、抜群のテクニックでゴールを決めた南野(カメラ・宮崎 亮太)
後半11分、この日2点目を決め、堂安(左)に祝福される南野(カメラ・宮崎 亮太)
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