札幌創成・竹内龍臣、同校初のプロ誕生で恩返し「少しずつドキドキしてきた」

同校初のプロ入りを目指す札幌創成・竹内
同校初のプロ入りを目指す札幌創成・竹内

 プロ野球ドラフト会議が17日、東京都内で開かれる。道内の高校生は4人がプロ志望届を提出。今夏南大会8強入りの札幌創成・竹内龍臣投手(3年)に調査書が届いた。同級生の影響で“練習の虫”となり、直球は昨秋133キロから今夏最速147キロまでアップ。伸びしろ十分の右腕が同校初のプロ入りを狙う。東海大札幌の150キロ右腕・小林珠維(3年)、2年連続夏の甲子園出場の旭川大高・持丸泰輝捕手(3年)も吉報を待つ。

 先月30日に札幌創成では初めてとなるプロ志望届を提出してから、竹内の周辺はにわかに騒がしくなった。それでも茶目っ気たっぷりの愛されキャラの表情は変わらない。「少しずつドキドキしてきた。でも待つしかないので」。1964年の創部以来、初のプロ入りへ、今では趣味となった筋トレに励みながら、泰然自若でその時を待っている。

 元々目立つ投手だった訳ではない。札幌創成には「実家から近かったから」と進学した。2年秋時点で176センチ、65キロと細身で、直球は最速133キロだった。当時、本気で野球に打ち込んでいたかと言われれば「そうではなかった。卒業後も大学に行けたらいいな、くらいに思っていた」と振り返る。

 そんな竹内は、2人の恩人によって変わった。新チームとして初めて冬を迎えた昨年12月、中日の外野手だった遠田誠治監督(55)から「最初から諦めたら絶対かなわない。どうせやるならプロを目指せ」と言葉を受けた。その後は筋トレなどに付き合ってもらい、体を張って鼓舞してくれる恩師の姿に意識は変わり始めた。

“練習の虫”堀岡共に努力続けた そしてもう1人が同級生の堀岡稜太内野手。部として朝練はないが、チーム一の“練習の虫”に誘われ続け、竹内が根負け。雪積もる冬に2人でタイヤ引きを繰り返し、食生活にも助言をくれた。下半身の筋肉増量で体重は一冬で80キロに。球速も3月末140キロ、5月145キロ、夏の南大会準々決勝(対北照、0●6)で147キロにまで到達。1球団から調査書が届くまで成長した。

 4人きょうだいの末っ子で、遠田監督は「周囲からかわいがられる子」とプロ向きと見ている。竹内は「監督と堀岡に会えなかったら自分はいない。札幌創成で変われた。プロ入りできたら真っ先に堀岡に飯をおごります」。恩人や家族への感謝を胸に、運命の日を迎える。(川上 大志)

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