【巨人】原監督サプライズ胴上げ…6年ぶり日本Sで00年ONシリーズ以来のホークス戦へ

日本シリーズ進出を決め、ナインに胴上げされる原監督(カメラ・池内 雅彦)
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原監督は贈られたシャーレを高く掲げる
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セ・リーグPS日程
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◆2019 セノン クライマックスシリーズ・セ 最終ステージ第4戦 巨人4―1阪神(13日・東京ドーム)

 巨人が阪神に逆転勝ち。アドバンテージの1勝を加え4勝1敗とし、6年ぶり35度目の日本シリーズ出場を決めた。1点を追う5回に岡本が同点ソロを放ち、6回2死三塁で丸が初球“セーフティースクイズ”を敢行、勝ち越した。

 MVPは最終ステージで3発を放った岡本が選ばれた。パはソフトバンクが日本シリーズ行きを決定。CS突破がセ・パ同日に決まるのは09年以来2度目だ。原巨人は00年の「ONシリーズ」以来となるホークスとの戦いに臨み、7年ぶりの日本一に挑む。

 思いもよらぬサプライズに、原監督の顔がみるみるほころんだ。勝利のハイタッチを終えた選手が、マウンドで輪を作り始めた。その中心へ招かれたところで悟った。選手の力強い手に、その身を委ねた。リーグ優勝時の8度を上回る10度、宙に舞った。「(日本シリーズを勝った後に)もう一回とは思っていたんだけれども。まぁ、ご相伴にあずかったと」。1勝のアドバンテージを含めて4勝1敗で猛虎を一蹴。6年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。

 巨人軍として、勝ちきった。短期決戦とはいえ、長丁場。そう表現したシリーズを、普段通りの野球で制した。“短期決戦用”と言えたのは、11日に高卒ルーキーの戸郷が先発した際に、桜井を“第2先発”として待機させたことぐらい。捕手は4試合で3人を併用。第2戦での亀井、坂本勇によるダブルスチールなど機を見た積極的な采配で、シーズン同様の全員野球を貫いた。この日の試合でも、それを象徴するタクトでとどめを刺した。

 それは1点リードで迎えた7回1死。岩崎から大城が四球を選ぶ。続くゲレーロが初球を見送って1ボールになったところで指揮官は、代走・増田大を送った。

 「いい投手だからね。気持ち良く打者に100%で投げさせたくはなかった。少し分散してくれたら」

 増田大の盗塁を警戒するなら、けん制も多くなり、配球も真っすぐ主体になる。2度のけん制を挟んだ2球目。指揮官の“アシスト”で、おあつらえ向きの外角直球が入ってきた。ゲレーロが逃さず、右中間席へ2ランを運んだ。「増田大が30%ぐらい打たせてくれたんじゃない。アウトコースの直球というものを、以心伝心的な部分で(伝えて)いった」とうなずいた。

 このシリーズ中、選手、首脳陣は東京Dに隣接するホテルに外国人を除いて全員、宿泊した。「野球に集中できる環境を作る」ためだった。それを必要としたのも、大舞台での経験が浅い若手が多いチームでもあるがゆえ。「短期決戦に臨めるチームは非常に幸せだよ。いいプレーも、反省が必要なプレーも(出た)という点においては、いい経験ができた」。CSを経て、チームはまた成長した。

 19日からの日本シリーズでは、00年のON決戦以来となるソフトバンクが相手となる。昨年12月の巨人OB会総会でソフトバンク・王球団会長が願った激突を実現させた。「我々の目標はあと一山。それは日本シリーズで勝つことです」。最後の山を踏破し、頂上からの景色を目に焼き付ける。(西村 茂展)

 ◆2000年「ONシリーズ」 長嶋監督率いる巨人が4年ぶり、王監督のダイエーは2年連続で日本Sに進出。巨人は初戦で、松井の2ランで初回に先取点を奪うも、同点の9回に槙原が勝ち越しを許して敗れ、2戦目も3点リードの5回に打者一巡で6点を失い2連敗を喫した。3戦目に打線を組み替えると高橋由、松井のアベック弾で初勝利。4戦目は斎藤雅、岡島の1失点リレーで接戦を制し、5戦目は高橋尚が完封勝ち、王手をかけた6戦目は松井の3ランなどで快勝し、2連敗から4連勝で逆転日本一に輝いた。

映像提供:GIANTS LIVE STREAM
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