世田谷区玉川付近で多摩川が氾濫…長野市で千曲川も氾濫

 大型で非常に強い台風19号が12日午後7時前、静岡県伊豆半島に上陸した。東日本を中心に広範囲で暴風雨が吹き荒れ、12都県に「警戒レベル5」の大雨特別警報が発表された。首都圏への発表は史上初。東京・多摩川など各地の河川が氾濫するなどして、死亡者2人、行方不明者9人、負傷者は27都府県で80人を超えた。各交通機関は完全にマヒし、一部ダムでは緊急放流を実施。13日も東日本や東北を中心に記録的な暴風雨となる地域がありそうだ。

 国土交通省関東地方整備局によると、台風19号による降雨の影響で12日午後11時ごろ、東京都世田谷区玉川付近で多摩川が氾濫した。

 多摩川流域で東京都に大きな被害が出たのは、台風の影響で堤防が決壊し、狛江市などで民家19棟が流出した1974年9月など例が少ない。今回は堤防がない場所で水が流出し、周辺道路が冠水しているという。

 ほかにも長野県上田市、長野市で千曲川が氾濫したのをはじめ、福島県相馬市の宇多川、栃木県佐野市の秋山川、東京都八王子市の南浅川と青梅市の成木川、静岡県菊川市の牛淵川、埼玉県では入間川など複数の河川が氾濫。荒川、相模川など100以上の河川の観測所で氾濫危険水位を超えた。

 記者会見した高畑栄治河川調査官は「荒川や多摩川の上流部では総雨量が過去にないレベルになる可能性がある。下流部でさらに水位が上昇する恐れがあり、危険な状態が迫っている」と述べた。台風が過ぎ去った後も河川にはむやみに近づかず、同局などのホームページで水位の変化を確認してほしいとしている。

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