千葉・市原市では竜巻とみられる突風で50代男性が死亡

竜巻とみられる突風による被害で、切れた電線が道路に垂れ下がるなどの被害を受けた千葉県市原市
竜巻とみられる突風による被害で、切れた電線が道路に垂れ下がるなどの被害を受けた千葉県市原市
市原市で竜巻とみられる突風のため車が横転し、大きな被害を受けた住宅
市原市で竜巻とみられる突風のため車が横転し、大きな被害を受けた住宅

 9月上旬に上陸した台風15号で大きな被害を受けた千葉県。市原市永吉地区では12日午前8時すぎ、竜巻とみられる突風が発生した。車が横転して50代の男性が死亡、子供ら8人が負傷した。

 市によると、男性の軽自動車は突風で全壊した住宅の近くで横転していた。風にあおられたとみられ、近所の住人が発見。搬送先の病院で死亡が確認された。住宅は12棟が全壊、少なくとも89棟に被害が出た。近くの運動場では高さ約15メートルのポールが何本もネットごと倒れ、サッカーのゴールポストは約30メートルの先の畑まで飛ばされた。集落を訪れた建設会社社長の熊谷留正さん(78)は「台風15号でもこんなにならなかったのに」と声を落とした。

 台風15号の影響で同市内のゴルフ練習場の鉄柱が倒れ、住宅十数棟が下敷きになった。自宅が損壊した会社員の松山高宏さん(55)は「カセットこんろや懐中電灯を持って家族が仮住まいするマンションに避難する。自宅に新たな被害が出ないか心配だ」と話した。 竜巻は積乱雲に伴う強い上昇気流により発生する。大気の状態が不安定になった時に起きやすく、これまでもしばしば台風の接近に伴い発生。2014年8月、高知県に上陸し、西日本を縦断した台風11号では栃木県などの4か所で竜巻が発生。ほかに5か所で突風被害があった。13年の台風18号でも10か所以上で竜巻などの突風が発生した。

 千葉県内では台風の影響とみられるけが人も相次いだ。南房総市では路上で70代の男性が車から降りた際に強風にあおられて転倒し、頭を強く打つ重傷を負ったほかバイクの運転中だったとみられる40代男性も転倒し、腰を打撲。船橋市では住宅で窓ガラスの補修をしていた女性が強風にあおられて家の裏を流れる川に転落、軽傷を負った。

 県内の避難者数は約4万3000人(12日午後6時現在)。9月の台風15号での最大人数約1100人を上回っている。

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