久保建英、堂安律、伊東純也の“三つ巴”…最激戦区右サイドMF争いを記者が読み解く

試合会場でランニングする(左から)伊東、永井、中島、南野、酒井(カメラ・宮崎 亮太)
試合会場でランニングする(左から)伊東、永井、中島、南野、酒井(カメラ・宮崎 亮太)
タジキスタンの首都・ドゥシャンベ入りした日本代表イレブン(中央左から堂安、室屋、原口)
タジキスタンの首都・ドゥシャンベ入りした日本代表イレブン(中央左から堂安、室屋、原口)

 日本代表は12日、タジキスタン戦(15日)が行われる同国の首都ドゥシャンベで初練習を行った。6―0と大勝した10日・モンゴル戦でMF伊東純也(26)=ゲンク=が3アシストと結果を残し、MF堂安律(21)=PSV=、MF久保建英(18)=マジョルカ=と、ポジション争いはまれにみるハイレベルな“三つ巴(どもえ)”の右サイドMF。レギュラーからメンバー落ちまでの可能性が渦巻く最激戦区の展望を、日本代表担当の金川誉記者が読み解く。

 ともに勝ち点6で迎えるタジキスタン戦に向け、人工芝の張られた試合会場での初練習。DF長友、吉田はコンディション調整のため姿を見せず、モンゴル戦のスタメン組も軽めに調整した。一方、同戦の“サブ組”は、シュート練習などで約1時間半、体を動かした。右MFの1番手だった堂安、18歳の久保はモンゴル戦で出番なしに終わり、この日は感触を確かめるようにボールを蹴った。

 伊東は「みんな右サイドだけじゃないし、意識はしていないと思う」と話したが、一気に過熱してきた競争。過去日本代表で3人が一つのポジションを争い、最も白熱したのは、02年日韓W杯を目指したトルシエ・ジャパンの左MF。中村俊輔、小野伸二、三都主アレサンドロが競った結果、中村はW杯のメンバーから落選した。他ポジションとの兼ね合いもあるが、メンバー23人のうち、3人のGKを除き1ポジション2人というのはどのチームも基本路線。3人の実力者が集えば、おのずと1人はメンバー外となる可能性が出てくる。

 生き残りに向けたポイントは、試合で結果を残せるかが第一。加えて複数ポジションをこなす多様性も重要になる。基本布陣の4―5―1なら堂安、久保はともにトップ下をこなし、伊東は左サイドの経験がある。さらにオプションとなる3―6―1なら、伊東はウィングバックでのプレーも可能だ。タジキスタンのファンからも「クボー!」とサインをねだられるほど知名度を誇る久保ですら、3番手の状況が続けばメンバー落ちの可能性もはらむ“天国から地獄”。この争いが、日本代表をさらに強くする。(金川 誉)

試合会場でランニングする(左から)伊東、永井、中島、南野、酒井(カメラ・宮崎 亮太)
タジキスタンの首都・ドゥシャンベ入りした日本代表イレブン(中央左から堂安、室屋、原口)
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