【ソフトバンク】千賀で王手…負担の中継ぎへ恩返しの8回2安打10K0封

4回1死二塁、2ランを放った牧原(右)を笑顔で迎える千賀(カメラ・清水 武)
4回1死二塁、2ランを放った牧原(右)を笑顔で迎える千賀(カメラ・清水 武)
パ・リーグPS日程
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◆2019 パーソル クライマックスシリーズ・パ 最終ステージ第3戦 西武0―7ソフトバンク(11日・メットライフドーム)

 ソフトバンクが3連勝で3勝1敗(西武に1勝のアドバンテージ)とし、3年連続の日本シリーズ進出へ王手をかけた。エース千賀が8回2安打10奪三振、無失点で西武打線を圧倒。千賀、甲斐と同じ10年育成ドラフト入団の牧原が、2ランを含む計4打点を挙げた。シーズン2位以下のチームが初戦から4連勝で最終Sを突破すれば、パでは初めてとなる。台風19号の接近で中止となった12日を挟み、第4戦は13日に行われる。

 任務遂行の千賀が納得の表情でマウンドを降りた。8回2死一塁。最後は148キロの内角カットボールで、森を空振り三振に切った。8回無失点で10奪三振。「モイネロと、森さんを何とか休ませたかった。それが僕の中で目標だったし、うれしい」と胸を張った。

 強力打線を沈黙させた。初回先頭の秋山に右前打を許したが無失点。2回以降はテンポ良くアウトを重ねた。4回無死一塁からは、自慢の直球、フォークにカットボールも交え4者連続三振。8回2死、源田に内野安打を許したが、わずか2安打で三塁すら踏ませなかった。「一瞬でも気を抜くと、すぐにやられる。怖い打線なので集中して投げた」。8月17日の対戦では、2回の1イニングだけで9点を失いKOされた。苦い過去があるからこそ、点差があっても油断はなかった。

 最終S初戦の9日にチームが敗戦なら、10日に中4日で先発予定だった。1日ではあるが猶予をもらい、責任感が増した。「負けてもいいから、8回まで僕が投げる。それぐらいの気持ちだった」。この試合までモイネロ、嘉弥真がCS全5試合連続で登板。甲斐野、森も4試合連続で登板していた。中継ぎへの負担増は、振り返れば第1S初戦に自身が黒星を喫したから。ここまでの快進撃を支える仲間への恩返しの力投だった。

 プレーオフ・CSで2度の2ケタ奪三振は西武・松坂、日本ハム・ダルビッシュ、楽天・則本昂の“ビッグネーム”に並んだ。「最高の投球をしてくれた。ノーヒットノーランの時を思い出した」と王会長。工藤監督も「本当に見事な投球だった」と賛辞を並べた。セ・パを通じて、初の2年連続下克上に“無傷”で王手をかけた。「そこ(王手)は考えていない。すべてを忘れて、その日のゲームをどう勝つかを考えたい」と指揮官。最後まで一戦必勝を貫き、3連覇のかかる日本シリーズ進出を決める。(戸田 和彦)

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4回1死二塁、2ランを放った牧原(右)を笑顔で迎える千賀(カメラ・清水 武)
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