【楽天】三木監督誕生、山田哲2世育成に期待…トリプル3達成に貢献

楽天・三木肇2軍監督
楽天・三木肇2軍監督

 楽天は11日、退任する平石洋介監督(39)の後任に、三木肇2軍監督(42)が昇格すると発表した。三木氏は球団を通じて「チーム一丸、勝ちにこだわって戦ってまいります」とコメント。新指揮官はどういうチームづくりをするのか。楽天担当の片岡泰記者が占った。

 就任1年目でチームをCSに導いた平石監督が退任。周囲から大きな注目を浴びる中での船出となる三木氏だが、13年間の現役生活は主に代走、守備固め要員。野球ファンにもあまりなじみのない名前だろう。だが、私は、石井GMが目指すチームづくりにすごくフィットする人材だと見ている。

 抜群の野球頭脳の持ち主だ。思い出すのは、ヤクルトの作戦担当兼内野守備走塁コーチとしてチームを14年ぶりのリーグ制覇に導いた15年のこと。チームNO1の俊足を持ちながら、走塁への関心が薄かった山田哲に自身が持つ走塁技術を伝授。スタートの切り方や相手投手のクセの見抜き方、走路も含め、チェックポイントが何個かあり、その年のトリプルスリー達成に大きく貢献した。

 同時に対話を重ねて眠っていた意欲を巧みに引き出し、山田哲に「初めて走塁練習をしたいと思った」と言わしめたのだ。また、チーム全体に「1つ先の塁を狙え」と言い続け、走塁改革に取り組んだ。鈍足の選手や投手も例外ではなかった。

 石井GMは、平石監督の退任発表の際に「走塁を含めた先の塁への意識改革が1年を通して改善しきれなかった」と説明した。三木氏は今季、楽天の2軍監督に就任すると、試合後に連日1時間を超えるミーティングを行うほど厳しく、細かい指導でチームを鍛え、球団創設15年目で初のイースタン制覇を果たしている。

 三木氏は14日に就任会見を行い、同日に始まる秋季練習からチームに合流する。楽天が、石井GMが言う「中長期的に優勝を目指せるチーム」になるためにも、その手腕に注目していきたい。(楽天担当・片岡 泰彦)

 ◆三木 肇(みき・はじめ)1977年4月25日、大阪市生まれ。42歳。上宮高から95年ドラフト1位でヤクルト入団。08年日本ハムに移籍し、同年限りで現役引退。09~13年に日本ハムで、14~18年にヤクルトでヘッドコーチなどを歴任。今季から楽天で2軍監督。現役通算359試合に出場、打率1割9分5厘、2本塁打、14打点。180センチ、75キロ。右投両打。

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