東大9人進学の名門・北嶺、4度目挑戦で南北海道大会初勝利…北大32人、札幌医大17人

南大会初勝利を挙げ喜ぶ北嶺フィフティーン(カメラ・小林 聖孝)
南大会初勝利を挙げ喜ぶ北嶺フィフティーン(カメラ・小林 聖孝)

◆全国高校ラグビー 南北海道大会 ▽1回戦 北嶺24―17札幌厚別(11日、野幌総合運動公園ラグビー場)

 南北大会1回戦各4試合を行い、4強が決まった。南の北嶺は、札幌厚別を24―17で破り、4度目の南大会出場で1989年創部以来初の勝利を挙げた。小樽桜陽は大型FWを武器に札幌南に57―7で快勝し、3年ぶりの初戦突破。2連覇狙う札幌山の手は、函館工に99―7で大勝発進。北で2連覇を狙う旭川龍谷は、南から北に地域枠変更した芦別に79―0で大勝、FB藤平哲成(2年)が30得点の大活躍で勝利に貢献した。12日は会場を札幌月寒屋外競技場に移し、南北準決勝各2試合を行う。

 3年生がいない文武両道軍団・北嶺が、念願の初勝利をつかんだ。89年創部当時から30年指導して来た下はざ次郎監督(53)は「相手に攻め込まれても、ぎりぎりのところで耐えてくれた。攻撃も果敢に攻めてくれた」と喜びに沸く選手へ優しい視線を送った。

 前半は7―10と劣勢。反撃は後半7分、中央ライン付近でパスを受けたSH小城大和(2年)が「右方向が開いていたので、行くしかないと思った」と巧みなコース取りで、相手ディフェンス5人を抜き去り、約50メートルの独走トライを中央に決め、逆転。3分後にSO谷口敦(2年)もトライを決め、突き放した。神奈川出身の小城は北嶺中で柔道からラグビーに転向し、3年で全道中学優勝に貢献。今年は北海道選抜に選ばれ国体などに出場。そこで学んだアップテンポな球出しで攻撃を演出、練習法も仲間に伝授した。

 中高一貫の私立進学校。昨年度は、東大9人、北大32人、札医大17人など国公立大に113人の合格者を出した。文武両道を掲げ、ラグビーと柔道を「校技」に指定。平日の練習時間は50~90分。練習は選手の自主性重視で、FWとBKを分けたユニット練習、10分間のインターバル走などを短時間集中で行う。

 3年生は受験準備で6月に引退するが、現2年生は中学時代に全道中学優勝し、その経験値を高校での競技生活に生かしてきた。準決勝の相手は連覇を狙う札幌山の手。182センチ、90キロのNO8青木佑磨主将(2年)は「大敗(0●100)した札幌支部予選決勝は故障で出られなかったけど、今回は先頭に立ち、気持ちで負けない戦いをしたい」と王者へ真っ向勝負を宣言した。(小林 聖孝)

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