韮崎、令和も全国高校サッカー選手権切符を目指す…徹底走り込みで「名門」復活

令和の時代へと伝統をつなぐ韮崎
令和の時代へと伝統をつなぐ韮崎

 全国高校サッカー選手権山梨県大会の開幕は、台風19号の影響で12日から14日に順延となった。決勝戦は変わらず、11月9日、山梨中銀スタジアムで開催予定。出場校紹介連載の最終回は今季2冠王者の韮崎など3校。県内最多34回の出場を誇る名門・韮崎は、令和1号の全国選手権切符獲得を目指す。

 11年ぶりの選手権切符、そして15年ぶりの県3冠へ。県総体、全国総体予選に続き、もう1冠を狙う韮崎を率いる今村優貴監督(43)は「ウチなんか4番手、5番手かな」とはぐらかした。「選手権に出ないといけない、勝たないといけない、というのは毎年同じこと。今年はたまたま県総体に勝って、インターハイ(全国高校総体)に行っただけの話。(全国選手権に)行けたらいいな、とは思いますけどね、もちろん」と話した。

 伝統の緑のユニホームが躍動したシーズンだった。県総体ではベスト8から、山梨学院、帝京三、日本航空を連破して優勝。14年に韮崎が県総体を制して以降、県タイトル(新人大会、県総体、全国総体、全国選手権)を奪われ続けきた私学3強を連破して、名門復活を印象づけた。総体予選では東海大甲府、山梨学院を下して決勝に進出。決勝では日本航空を0―0(PK5―4)で競り下した。「でもインターハイでは1回戦(0●1、対大分)を突破できずに悔しい思いをした。3冠を目指すのは当然だけど、それよりも選手権で、そのリベンジを果たしたいという気持ちが強い」とFW坂本は県3冠の先にある舞台での雪辱に闘志を燃やす。

 現3年生はラントレーニングと、フィジカルトレを1年生から取り組んできた同校最初の世代。「ベースとしてあるのは走ったり、球際という泥臭い部分。そういうところで手を抜いたら、最後の最後にスライディングできない選手になる」とDF雨宮主将。土台となる部分で、私学勢を上回ることができるように鍛え上げられた。

 試合前のミーティングは全部員でやる。春の関東大会では全員が3日間、山梨から茨城にバスで通った。沖縄での全国総体も全員で行った。「県総体も全国総体予選も一体となった強さがあった。またそういう雰囲気になってもらいたい」と今村監督。昭和で24回、平成で10回と積み重ねてきた34回の伝統を、令和へとつなぐ。(西村 國継)

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