TBS近藤夏子アナ、名前は「カコ」でも「ミライ志向」…父考案のキャッチフレーズ胸に元気を与える存在に

168センチの長身にも「家族みんな大きいので背が高い意識がなくて…」と笑う近藤夏子アナ(カメラ・橘田 あかり)
168センチの長身にも「家族みんな大きいので背が高い意識がなくて…」と笑う近藤夏子アナ(カメラ・橘田 あかり)
笑顔がはじける近藤夏子アナ
笑顔がはじける近藤夏子アナ
女性ファッション誌の専属モデルとしての活動経験もある近藤夏子アナ
女性ファッション誌の専属モデルとしての活動経験もある近藤夏子アナ

 今年入社したTBS・近藤夏子(かこ)アナウンサー(23)が8日放送の同局系「はやドキ!」(月~金曜・前4時)でデビューを果たした。学生時代は女性ファッション誌「JJ」の専属モデルなど芸能活動を行っていた近藤アナが、アナウンサーとして踏み出した第一歩。アナを志した理由、将来の夢を語った。(高柳 義人)

 ようやく踏み出したアナウンサーとしての第一歩。喜びとともに反省もあった。「あっという間に終わっちゃって…。緊張すると思っていたけれど、思っていた以上に緊張しなかった。それにビックリしましたね」

 早朝の情報番組「はやドキ!」の火曜担当。8日のエンタメコーナーでデビューを果たした。「スポーツ紙を指さして…。私、アナウンサーになったんだと実感しました」。反省もある。「録画を見直して反省ばかりですね。とにかく声が小さくて元気がなかったこと。あとは受け答えが雑で…、視聴者のことを忘れすぎている…」。課題がポンポンと出てきた。

 反省会で指摘された。番組で流れる音楽に無意識に首を左右にして揺れていたところをワイプで抜かれた。「揺れるなら縦に揺れてくださいって。日々勉強ですね」

 元気―。それは近藤アナが大事にしていることでもある。「常に明るいね、元気だねと言われるのがうれしくって」と笑顔で話す。原点は幼少期に暮らしたマレーシアにあるという。父親が商社勤務ということもあり、生後3か月から5歳まで首都クアラルンプールで過ごした。自然あふれる緑と人の笑顔が印象に残っている。「常夏で現地の子とはだしでプールで走り回っていましたね。0歳からプールで泳いでいたし、周りも笑顔の人が多かった」。現地の幼稚園に通い、マレー系、中華系と様々な友達と交流した。「会話は英語で、中国語の授業があったり。日本語は家で両親としか話さなかったから、“九つ”をココナッツと言ったり、エレベーターをエベレーターって言ったり日本語が怪しかったみたいです」。屈託のない笑顔で幼少期を振り返った。

 高校3年で女性ファッション誌「JJ」の専属モデルとなった。母親も学生時代に同誌の読者モデルだったという。祖母の家で、母親が載っていた昔の雑誌を発見し興味を持ち、オーディションを受験。グランプリを受賞し、芸能事務所に所属しデビューした。「母にそっくりだねと最近言われます。うれしいですね。一番尊敬して、あこがれているので…」

 将来は父親のように世界で活躍するキャリアウーマンになりたい。おぼろげながら、描いていた夢が芸能活動をする中で変わった。大学2年の時に、ケーブルテレビでサッカーの湘南ベルマーレの応援番組「みんなのベルマーレ」を担当した。監督、選手からエピソードを聞き出す役だった。「サッカーの知識は少ないので、私生活だったり、ファンが親近感を持つようなことを聞こうと思いました」。転機があった。チョ監督(当時)に好きな食べ物を聞いたところ、こわもての監督が恥ずかしそうに「イチゴ」と答えた。観覧していたファンが沸いた。番組が終わるとファンが話しかけてきた。「面白かった。今まで知らなかったことを聞いてくれてありがとう」。その言葉に心を揺さぶられた。「その時の笑顔を見て、人に伝えて喜んでもらえることの幸せを感じました」。アナウンサーになりたいという欲求が芽生えた瞬間だった。

 憧れは会社の先輩でもある古谷有美アナだ。「学生の時から単純に好きで、(携帯の)待ち受け画面も古谷さんが描いた絵にしていました」。入社試験を受ける前に、古谷アナに会った。「『アナウンサーは画面に出ているのが3割で、裏で仕事をしているのが7割。つらいこともあるよ』と言ってくださって、本当のアドバイスをしてくださってうれしかった」。一学生に真剣に向き合ってくれたことに感謝した。入社後も相談にのってもらった。「親身になってアドバイスをくださって…。ランチにも誘ってもらって、古谷さんが前にいるなんて…」。憧れの存在を目を輝かせて語った。

 目指すべきアナウンサー像を聞いた。「半歩先を歩める親近感のあるアナウンサーになりたいです。一歩先だと視聴者から遠いかなと思うんです。でも横並びで歩くと何も情報を与えられない。見ていると元気を与えられる存在になりたいです。プラスを与えるのではなく、その方のマイナスを少しでも埋められる存在になりたい」

 家族でキャッチフレーズを相談した。「名前はカコでも未来志向」父親が考えてくれた。8月に生まれ「夏子(かこ)」と名付けられた近藤アナ。アナウンサーとして、人を元気に、人を笑顔にする存在に―。カコが見据える未来は無限の夢が広がっている。

 ◆取材後記

 「取材を受けるのは初めてなのでよろしくお願いします」。168センチの長身を折り曲げ、礼儀正しくあいさつをしてくれた近藤アナ。同期4人で受けた取材はあるものの、単独では初体験ということで、最初はやや緊張が感じられた。

 モデル出身で端正な顔つき。やや近寄りがたい存在かなと思っていた記者の第一印象はすぐさま打ち消された。笑顔を絶やさずに、表情がくるくると変わる。「人に興味があって、たわいのない話をして共通点があるとうれしくって」

 最近も親友と京都旅行に行った際に、そば店で並んでいたところ、年配の女性と会話が盛り上がり、「誰とでも仲良くなれるよね」親友から驚かれたという。「電車に乗っていても、(寝ている)お子さんが寄りかかってきて、お母さんと『かわいいですね』って話したりしています」。

 入社試験でも面接直前まで人事担当と“おしゃべり”していたという。「夕暮れで大きな窓からきれいな夕焼けが見えたので、『キレイですね』って…。そのお陰で緊張を忘れました」

 誰とでも打ち解ける長所、人好きで人を引きつける不思議な魅力。アナウンサーとしての将来が楽しみだ。

 ◆近藤 夏子(こんどう・かこ)

 ▼生まれ 1996年8月4日、東京生まれ。生後3か月からマレーシアで暮らす

 ▼入社 幼稚舎から慶応。慶大法学部法律学科を卒業し、2019年入社。同期は若林有子アナ、篠原梨菜アナ、渡部峻アナ

 ▼身長 168センチ

 ▼趣味 旅行と食べること、辛いものが大好き。マレー料理はラクサ(麺料理)、サテ(ピーナツソースの鳥料理)がオススメ。「おいしいお店を知っているので『カコログ』と言われています」

 ▼会いたい人 マツコ・デラックス、平野レミ。「見ていて元気になる人」

 ▼スポーツ一家 父親は早大アメフト部で日本代表。双子の弟は慶大1年でアメフト部に所属。自らも小学校の時はフラッグフットボール(注・アメフトのタックルの代わりにフラッグを捕ることに置き換えたスポーツ)、中学では陸上部で800メートル走、200メートル走、リレーを担当。高校はラクロス部に所属。「体を動かすことが好きです」

 ▼担当番組 「はやドキ!」(月~金曜・前4時)火曜担当、ラジオ「BLITZ POWER PUSH」(月~金曜・後11時55分)隔週

168センチの長身にも「家族みんな大きいので背が高い意識がなくて…」と笑う近藤夏子アナ(カメラ・橘田 あかり)
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