ナショナルズ移転後初のリーグ優勝決定シリーズ進出! 前田のド軍延長10回で散る

リーグ優勝決定シリーズ進出を決めたナショナルズナインは歓喜の輪を作った(ロイター)
リーグ優勝決定シリーズ進出を決めたナショナルズナインは歓喜の輪を作った(ロイター)

◆ナ・リーグ地区シリーズ ドジャース3―7ナショナルズ(9日、ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)

 ナショナルズが、延長10回、ケンドリックの決勝グランドスラムで7―3でドジャースを倒し、2005年ワシントン移転後初のリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

 ドジャースは前田健太投手(31)の3者三振の快投も実を結ばなかった。

 前田に思わぬ場面で出番は回ってきた。2点リードで迎えた8回。6回2死一、二塁から登板して三振を奪ったカーショーがマウンドに上がった。だがレンドン、ソトに2球連続ソロを被弾。

 完全にナショナルズが流れをつかみ、同点となった場面での登板。先頭のケンドリックからスライダーで空振り三振を奪って小さくガッツポーズを作ると、続くジマーマンからもスライダーで空振り三振を奪った。さらにゴームズも外角スライダーで空振り三振。見事な3者連続三振で流れを食い止めると何度もガッツポーズをして吠えながら、ベンチに戻っていった。気合の投球で、今季最速となる95・6マイル(153・9キロ)も計測した。

 2勝2敗で迎えた第5戦。勝てばリーグ優勝決定シリーズに進出、負ければシーズンが終了するという大一番となった。3年連続のワールドシリーズを狙い、ナ・リーグ西地区で106勝を挙げて貯金50で7年連続地区優勝を果たしたドジャースは、ワイルドカードゲームを制して勢いに乗るナショナルズを相手に、早くも正念場を迎えていた。

 運命の第5戦で、ドジャース打線は初回から襲いかかった。先頭のピダーソンが左翼フェンスの間にボールが消えて“珍二塁打”で出塁すると、続くマンシーが右翼へ3号2ランを放って先取点。リーグ最多勝のナショナルズ先発・ストラスバーグの立ち上がりを捉えた。2回にはヘルナンデスのソロで1点を追加。あっさりと2本塁打で3点のリードを奪った。

 先発したドジャース・ビューラーは初回を3者凡退で立ち上がると、2回以降は走者を背負いながらも、7回途中まで投げて4安打1失点と好投。7回2死一、二塁のピンチとなったところで本来は先発のカーショーが中4日でマウンドに上がり、イートンから空振り三振を奪って切り抜けた。

 だが、8回にカーショーがレンドン、ソトに連続ソロを被弾。同点に追いつかれて試合は振り出しに戻った。そして、延長10回、2イニング目になったケリーをナショナルズはつかまえ、無死満塁。ここで攻守に精彩を欠いていたケンドリックがストライク1からの2球目を中堅越えに放ち、敵地ドジャー・スタジアムを沈黙させた。

 リーグ終盤から中継ぎに回った前田は、この日の試合前までの4試合中3戦に登板。第4戦2死満塁を封じるなど3回3分の2を投げ1安打無失点と安定した投球を見せていたが、渡米4年目も世界一に届かなかった。。

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