【西武】勝利の方程式崩壊…8、9回継投が誤算、昨年最終Sに続き初戦黒星

8回2死一、三塁、パスボールで勝ち越しの生還を許した森(後方は喜ぶ工藤監督=カメラ・義村 治子)
8回2死一、三塁、パスボールで勝ち越しの生還を許した森(後方は喜ぶ工藤監督=カメラ・義村 治子)

◆2019 パーソル クライマックスシリーズ・パ 最終ステージ第1戦 西武4―8ソフトバンク(9日・メットライフドーム)

 パの最終ステージ(S)は第1Sを勝ち上がったソフトバンクが逆転で西武に勝ち、1勝1敗のタイに持ち込んだ(西武に1勝のアドバンテージ)。西武は8、9回の継投が誤算で昨年の最終Sに続いて初戦を落とした。

 リーグ連覇に導いた勝利の方程式が崩れ、逆転負けを喫した。

 1点リードで迎えた8回。今季81試合に登板し、パのシーズン登板最多記録を更新した平井がマウンドへ。勝ちパターンに持ち込んだが、1死から2連打で一、三塁とされ、降板した。継投した平良もピンチをしのげず、2点を失い逆転を許した。平井は「申し訳ない。あの場面で降板したのが、一番の屈辱」と肩を落とした。

 今季の逆転勝ちは34回と最多を誇る西武だが、逆転負け36回も最多だ。シーズンを通して辻監督が試行錯誤で作り上げたVオーダー。2点ビハインドで迎えた3回。1点を返してなお2死一、二塁の好機。外崎が中堅手の頭上を越える2点三塁打で逆転に成功するなど自慢の打線で一時は流れを呼び寄せたが、つかみきれなかった。

 CSが始まった07年から、リーグ優勝チームが勝てばシリーズ突破率は100%だった初戦を落とした。試合後ナインは言葉少なで足早に球場を後にしたが、指揮官は顔を上げた。「踏ん張りきれなかった。嫌な負け方だったけど、短期決戦だから、切り替えてやっていくしかない」。宿敵・ソフトバンクとの戦いは、まだ始まったばかりだ。(森下 知玲)

試合詳細

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請