中日・三ツ俣大樹内野手(27)が9日に宮崎入りし、10日からフェニックス・リーグに合流する。ナゴヤ球場で約5時間汗を流し、荷物を送り出した三ツ俣は「課題は打撃。そこしかない。今年代打で出て結果を残すことができなかった。初見の投手や1球で仕留めるということを意識して取り組んでいきたい」と意気込んだ。
今季は内野で複数ポジションをこなす貴重なユーティリティーとして1軍に帯同したが、21試合の出場にとどまり打率1割1分1厘と打撃で苦しんだ。守備では抜群の安定感を誇り4月10日の巨人戦(ナゴヤD)では、二塁手として鋭い打球を好捕し鮮やかにバックトスも決めるなど、ディフェンス面の評価は高い。それだけに来季の出場機会アップへ、打撃や小技の向上は最優先課題。「打撃ももちろん、バントもしっかり練習したい。チーム全体としてもそうだし、自分自身ももう一度見直したい」。