【Bリーグ】すべては川崎優勝のために…ファジーカス「完璧なチームに近づいている」

川崎の大黒柱として期待されるニック・ファジーカス
川崎の大黒柱として期待されるニック・ファジーカス

 3日のBリーグ開幕戦で宇都宮ブレックスを78―57で下した川崎ブレイブサンダースは、6日にホーム開幕戦(対宇都宮)を迎えた。川崎は3季連続でチャンピオンシップ(CS)に出場。毎シーズン優勝候補に挙げられながら初年度は準優勝、18、19年はCS8強と悔しい思いを重ねてきた。日大出身で日本代表ポイントガードの篠山竜青(31)は「全て優勝のためにフォーカスしたい」と、思いを打ち明けた。大黒柱で日本代表センターのニック・ファジーカス(34)はMVPを獲得した16―17年シーズンの再現を誓った。

 9月10日にW杯から帰国後、ファジーカスは前哨戦のアーリーカップには出場せず、オフを取った。Bリーグの18―19年シーズンから、日本代表としてW杯アジア予選にも出場。8月31日からはW杯に出場し、バスケ漬けだった日常から少し距離を置き、気持ちの整理をつけたかったという。「家族と生活できて、すごく良かった。そこでバスケットボールを少し忘れて、メンタルが少しリフレッシュできた」。4季目の開幕を前に、表情はすがすがしい。オフ期間には免許の切り替えを行い、コストコや東京駅までドライブにも行き「運転しながら(街を)学んだ」と、にこやかに話した。

 9月20日からチームに合流。外国籍選手は2人とも新加入で、シーズンを通してコンビネーションを高めていく。ファジーカスが中心となるインサイドはチームの得点源だ。これからタッグを組んでいく2人を、それぞれ「違うタイプ」と表現。「ジョーダン選手は運動能力が高くて走れる。マティアス選手は本当にユニーク。バスケIQも高く、試合で何が必要なのかすごく理解している」。特徴の異なる2人によって引き出される自身の新たなプレーにも期待が高まる。

 Bリーグ開幕初年度はチャンピオンシップ準優勝。だが17―18、18―19年シーズンはCS8強止まり。攻守における大黒柱はW杯を経験して世界のレベルを知ったことで、意識が変わった。「去年よりもさらに高いレベルで(4季目を)プレーしたい」。今季そろった顔ぶれを見て「自分たちは去年よりも完璧なチームに近づいている」という確信もある。

 優勝に必要なのは自らのパフォーマンスの向上だと考えている。ベストパフォーマンスとして浮かぶのが、1試合平均27・1得点を挙げ、MVPも獲得した16―17年シーズンだ。「それくらいのプレーをすることが自分の中での目標になる」。チームとしても目指すべきところは一つ。「もちろん両方(CSと天皇杯)の優勝と、中地区の優勝。それは最初から変わらない。僕たちは常に上を狙っていかなきゃいけないチーム。その目標はぶらさず取りに行きたい」と、強い覚悟をにじませた。

 ◆ニック・ファジーカス 1985年6月17日、米国生まれ。34歳。ネバダ大卒業後、07年のNBAドラフト2巡目でダラス・マーベリックスから指名を受ける。08年にロサンゼルス・クリッパーズに移籍。その後はベルギー、フランスなどでプレー。12年に来日し東芝(現・川崎)に加入。18年4月に日本国籍取得。同年に代表初選出。

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