堀内恒夫氏、金田正一さん悼む「これほどお世話になった人はいない」

66年、多摩川グラウンドでルーキーの堀内とツーショット
66年、多摩川グラウンドでルーキーの堀内とツーショット

 信じられない…。体に変調があったことは9月の上旬に聞いていた。その後、野球教室に欠席されたけど、静養しているとのことで安心していたのだが…。

 球界でこれほどお世話になった人はいない。ルーキーで初登板、初先発した中日戦(1966年4月14日、中日球場)、試合前のロッカーで周りを囲む報道陣に「坊やが投げるんだ。そっとしておいてやってくれ」と気を使ってくれたことを思い出す。10勝した時にも「おい、約束だ」と腕時計をくれた。精神的にも技術的にも、数え切れないほどのアドバイスをもらったが、今でも覚えている言葉は「いつも前を向いて、攻めていけ」。終生、心のバイブルにした。私にとっては優しい、オヤジのような人だった。

 私はたかが203勝。カネさんはその倍も勝っている。プロ野球の歴史を作った、まさに「レジェンド」と呼ぶにふさわしい人だ。こんな投手、二度と現れないだろう。元気だった頃を知っているだけに、悔しいし、寂しい。(スポーツ報知評論家)

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