山梨学院、3年ぶり7度目の優勝…延長10回に代打・河野が決勝2ラン

試合を決める2ランを放ち全身で喜びを表現した山梨学院・河野
試合を決める2ランを放ち全身で喜びを表現した山梨学院・河野

◆第72回秋季関東地区高校野球山梨大会 最終日 ▽決勝 山梨学院8―5駿台甲府=延長10回=(6日、山日YBS球場)

 決勝が行われ、山梨学院が駿台甲府を延長10回8―5で下し、3年ぶり7度目の優勝を飾った。9回に一打サヨナラ負けのピンチをしのぐと、延長10回に代打・河野修慈外野手(2年)が決勝2ランを放った。両校は来春のセンバツにつながる秋季関東大会(19日開幕、群馬)に出場。山梨1位の山梨学院は2年連続4度目のセンバツ、同2位の駿台甲府は春夏通じて初の甲子園出場を目指す。

 大ピンチの後のチャンスを逃さず、山梨学院が頂点に立った。同点の延長10回無死一塁。代打の河野は、高めの直球をフルスイング。打球は左翼フェンスを越え、決勝の2ランとなった。187センチ、86キロの右の長距離砲は、高校通算8発目となる公式戦1号に「詰まったかなと思ったけど、意外と伸びてくれて良かった」と、喜びを爆発させた。

 レギュラーの背番号7だが、5日の準決勝(対甲府工)で左前打を後逸するなど守備で精彩を欠き、先発を外れた。それでも大事な場面で出番が来ると、吉田洸二監督(50)の「本塁打を狙え」の指示に応え「守備でやらかした分、打って返せた」とホッとしていた。

 河野のV弾を呼んだのが、河瀬貴洋(2年)だ。9回に1点リードを追い付かれ、なお1死一、三塁と一打サヨナラのピンチに救援で大会初登板。サイド右腕は四球で満塁としたが、粘り強く後続を断って延長に持ち込み“胴上げ投手”になった。「とにかく腕を振って思い切り投げた。いい結果になって良かった」と振り返った。

 元々はオーバースローだったが、約2週間前にサイドに転向した。「急造です。腰の回転が横手投げだったので」と指揮官。河瀬も「チームに貢献できるなら」と、多い日は約90球の投げ込みでフォームを固め、大一番で結果を出した。

 投打で“スーパーサブ”が活躍し、山梨1位で関東大会に臨む。河野は前主将の相沢利俊(3年)が今夏の甲子園で使ったバットを譲り受け、アーチを描いた。「関東でいい結果を残して、チーム全員でセンバツに行く。つなぐ打撃を心掛け、それが本塁打になれば」と意気込んだ。(竹内 竜也)

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