【DeNA】ラミ監督、采配ズバッ!代打・乙坂のサヨナラ弾で逆王手

9回1死一塁、サヨナラ2ランを放ち、生還する代打・乙坂〈33〉を迎えるナイン(カメラ・関口 俊明)
9回1死一塁、サヨナラ2ランを放ち、生還する代打・乙坂〈33〉を迎えるナイン(カメラ・関口 俊明)
9回1死一塁、サヨナラ弾を放った乙坂はガッツポーズ
9回1死一塁、サヨナラ弾を放った乙坂はガッツポーズ
セ・リーグPS日程
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◆2019 ノジマ クライマックスシリーズ・セ ファーストステージ第2戦 DeNA6x―4阪神(6日・横浜)

 セ・リーグのCS第1ステージ第2戦は、レギュラーシーズン2位のDeNAが同3位の阪神を下して逆王手をかけた。1点リードの9回に2イニング目の守護神・山崎が同点被弾も、裏に代打・乙坂がサヨナラ2ランを放った。パ・リーグも同2位のソフトバンクが同3位の楽天を下し1勝1敗。工藤監督は初戦から大幅に打順を入れ替え、スタメンの福田が決勝ソロを放った。7日に第3戦が行われる。

 乙坂の打球が勢いよく夜空に上がると、ベンチからナインが飛び出した。ラミレス監督はすぐさま坪井打撃コーチとハイタッチ。ヒーローが喜びをかみしめながらダイヤモンドを回ったその先に、チームメートの最高の笑顔が輝いていた。

 守護神・山崎が9回2死から福留に同点ソロを被弾。沈滞ムードを乙坂の一発が救った。9回1死一塁、代打を告げられた。1ボールからの2球目。岩崎の139キロの直球を完璧に捉えた打球は右翼席へ消えた。「絶対打ってやろうと。ボールに強くコンタクトしようと思ってそれが結果につながったんだと思います」。25歳の人生初のサヨナラ弾で逆王手をかけた。

 マウンド上の左腕・岩崎はシーズン防御率1・01。左打者には被打率1割1分5厘と驚異の数字を誇っていた。しかし、ラミレス監督は左の乙坂を送った。右の伊藤裕、左で今季打率2割9分5厘の佐野も控えていた。データ重視の指揮官だが「2年前のCSの阪神戦。雨の甲子園で彼が本塁打したのがフラッシュバックした。120%フィーリングで決めた」と満面の笑みでその理由を明かした。

 負ければ敗退の17年CS第1S第2戦(甲子園)―。代打・乙坂が放った3ランが試合を決め、そこから一気に日本シリーズまで駆け上がった。「球場も違うし、本塁打はレフト。今日はライトだったので」と冷静も「一発勝負は自分の中で高ぶるものがあります」。当時は計4打数2安打ながら1本塁打5打点。集中力が武器のCS男だ。

 冷静な判断も光った。1死一塁。ベンチのサインは「打て」。しかし、乙坂は自らの判断で初球、バットを横にし、見送りボールを選んだ。指揮官は「バントを見せたのが大きかった。有利に進んでいった」と説明。投手が犠打をさせるかのように真ん中に入ってきた2球目の直球を捉えたのは偶然ではなかった。

 苦しい戦いを制したラミレス監督は「アンビリーバブル。チーム一体になっての勝利」と興奮を隠せなかった。窮地を救ったラッキーボーイは「いいイメージで入れているの明日も継続したい」。つかんだ勢いを離さず、巨人が待つ東京Dを目指す。(岸 慎也)

 ◆17年CS阪神戦の乙坂弾 初戦に敗れ、後がない状況で迎えた第1S第2戦(10月15日、甲子園)。雨中の“泥試合”で7回に代打・乙坂が阪神・桑原から左翼ポール際に勝負を決める3ランを放った。この試合に勝利し逆王手をかけたDeNAが連勝で突破。最終Sで広島にも勝ち19年ぶりの日本シリーズに進出した。

試合詳細
9回1死一塁、サヨナラ2ランを放ち、生還する代打・乙坂〈33〉を迎えるナイン(カメラ・関口 俊明)
9回1死一塁、サヨナラ弾を放った乙坂はガッツポーズ
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