白鵬 九州場所Vに向け“異例”の調整 巡業2日目での相撲10番に「やればできるでしょ?」

ファンにサインをする白鵬
ファンにサインをする白鵬

  大相撲の秋巡業が6日、石川・金沢市で行われた。秋場所を右手の負傷で途中休場した横綱・白鵬(34)=宮城野=が、幕内・正代(27)=時津風=を相手に10番相撲を取って全勝。巡業2日目に相撲を取る稽古を行うのは最近では異例で、九州場所(11月10日・福岡国際センター)への意欲を伺わせた。

 朝の稽古で幕内力士が申し合い稽古を行う中、土俵へ。正代を指名すると、いきなり鋭い立ち合いから攻め押し出した。その後も相手の当たりを受けてからのいなしや投げも披露し、正代を寄せ付けず。稽古後は、「やればできるでしょ?」とニヤリ笑うと、「初めてにしてはよかった。ちょっと『後の先』っぽくというか。攻めるだけが相撲じゃないから」と、振り返った。

 白鵬は最近、巡業の序盤は徹底的に基礎運動を行い体をつくっていた。しかしこの日は秋巡業2日目にして、早くも相撲を取る稽古。理由を問われ「気分で。トーナメントの感触が残っていたし」と説明。9月30日に東京・両国国技館で行われた全日本力士選士権を優勝した勢いが、体を動かした。昨年秋は、金沢市で行われた巡業を休場。ファンに姿を届けられなかったが、今年は声援に応えた。

 元横綱・輪島(故人)の出身で、炎鵬(宮城野)、遠藤(追手風)、輝(高田川)ら現役の幕内力士も輩出する相撲王国、石川。「輪島さんともトークショーをやった」と思い出を振り返り、最近では去年の5月に初めて飲んだ地酒のとりこになったと明かした。「農口という日本酒。この日本酒を飲んで、他が飲めなくなった」と絶賛した。

 9月3日に日本国籍を取得。“日本人初V”を期した秋場所は休場と無念な結果に終わった。力士選士権で帰化後の初タイトルは手にしたが、次なる九州場所での完全復活を目指し稽古に励む。秋場所終了時点で横綱在位が12年3カ月となり、歴代最長に。「良い写真を撮って、それが次の日の(新聞の)一面だね」と、笑顔を見せた。

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