【楽天】オコエ、千賀からCS1号に「真っすぐなら、どんなボールでも振ろうと決めていた」 先発抜てき応えた 

3回無死、オコエ瑠偉(左)は左越えソロ本塁打を放ち、ウィーラー(右)とポーズを決める
3回無死、オコエ瑠偉(左)は左越えソロ本塁打を放ち、ウィーラー(右)とポーズを決める

◆2019 パーソル クライマックスシリーズ・パ ファーストステージ第1戦 ソフトバンク3―5楽天(5日・福岡ヤフオクドーム)

 楽天はソフトバンクに5―3で先勝。クライマックスシリーズのファイナルステージ(S)進出へ王手をかけた。2点を追う3回先頭、オコエ瑠偉外野手(22)が左翼席へCS初本塁打を放った。ムードメーカーが追撃のアーチをかけると、チームは一発攻勢で逆転した。

 迷いは一切なかった。千賀が投じた初球。オコエが、見逃せばボールという真ん中高めの直球を振り切った。高々と舞い上がった打球が、左翼席で弾んだ。「真っすぐなら、どんなボールでも振ろうと決めていた。入ってくれて良かった」とうなずいた。

 自身2年ぶり2度目のCSで、記念すべき1号。仕留める自信はあった。昨年末から動画解析の専門家に師事し、打撃フォームを改造。本塁打になりやすいとされる打球角度30度前後の「バレルゾーン」に打ち込むことを意識してきた。今季、開幕1軍入りを果たすも、夏以降は絶不調に。不振の要因は「フォローで左脇があいていた」からだという。「左脇があくとパワーロスになる。(左脇を)締めることを意識した」。苦労に苦労を重ねた新スイングで好投手を粉砕した。

 期待に応えたい一心だった。この日の試合前、平石洋介監督(39)から「9番・中堅」での起用を告げられた。現在の調子や、千賀との相性を判断しての抜てきだった。指揮官は試合後「迷いはなかった。オコエは(先発起用を)決めていた」と明かした。熱い思いは、しっかり伝わっていた。「日頃から監督の期待は感じているので」と真剣な表情で語った。

 2年前の鬱憤(うっぷん)を晴らした。17年10月、西武とのCS第1Sの開幕直前だった。自らバリカンで頭を丸めて五厘刈りにした。だが同14日の初戦(0●10、メットライフD)では「8番・中堅」でCS初先発初出場も、3打席連続三振。同年はCSファイナルSを含め計4試合に出場したが、6打数1安打に終わった。

 「2年前は意識して悔しい思いをした。今年はシーズン中と同じ気持ちで迎えられている」と語ったオコエ。気合いだけが空回りした2年前とは違う。3位からの“下克上”を狙うチームに、オコエも欠かせない存在だ。(高橋 宏磁)

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