トンガ出身、陽気な中島イシレリは財布忘れても踊ってる…妻・理恵さん独占手記

ロニーくんと一緒に笑顔を見せる中島イシレリと理恵さん
ロニーくんと一緒に笑顔を見せる中島イシレリと理恵さん
ウェディングドレス姿の理恵さんと中島イシレリ
ウェディングドレス姿の理恵さんと中島イシレリ

 トンガ出身の中島イシレリ(30)=神戸製鋼=はプロップ転向1年足らずでW杯代表の座をつかんだ。アイランダー(太平洋島しょ国)らしい陽気なキャラクターと、目立つ金髪で独特の存在感を放っている。夫を支える妻・理恵さん(29)がスポーツ報知に独占手記を寄せた。

 開幕戦は実感が持てないまま、会場に向かいました。途中で主人から思わぬ長文LINEが来て号泣していました。どんなときも支えてくれてありがとう。そんな内容でした。こんなに多くの方々が応援してくださっている舞台に主人が立つのだなと不思議な気持ちになりました。

 開会式に感動し、彼のラグビー選手としての今までのことをいろいろ思い返して、涙が止まらなくなり、周りにいた他の選手の奥さんたちと全員で泣いていました。出場した時は「ちゃあちゃん(中島の愛称)本当にやってのけたな」と思い、子供と一緒に喜びました。上の子(長男ロニー君、2)だけでも、選手として頑張っている姿を物心ついて分かる年齢で見せたいと思っていたのでよかったです。

 出会いは千葉・柏の居酒屋で、第一印象は何? この毛むくじゃらな人。社会人になったばかりで、公共料金を払う仕組みも分かっていなかったので手続きを手伝いました。すると1週間もしないうちに「今日、仕事終わったらうち来るでしょ?」と当然のような連絡が来るようになりました。好感は持っていましたが、付き合うとか言ってないのに…(笑い)。あっという間に結婚まで決まっていました。

 結婚後、携帯で何かしているので聞くと、送金していると…。トンガでは日本でプロになるのは、数億円もらうスターということ。実際は違うのに。説得して仕送りは妹の学費などの理由以外は止めてもらいました。彼も周囲の援助があって生きてきたので申し訳なさそうでしたが、こちらも生活があるので理解してもらいました。

 一番困るのは日程を把握していないこと。合宿のメンバーに選ばれたか、それも分からない。協会のサイトで確認しているんです。連絡してきた海外遠征の帰国日が怪しくて調べたらその日は便がない。アサ(ヴァルアサエリ愛)の奥さんに連絡すると「うちはその前日に帰ってくると言っている」というので、そちらに合わせて空港に行くと、「よっ!」みたいな感じでロビーに出てきた。今は神戸と千葉で離れて暮らしているので、都合を合わせて一緒にいる時間を増やしたいのに…。

 でも、怒ってもしょうがない。彼はそういう人なんです。近所へ出かけて何時間も帰らないのでSNSを見たら「アイス屋ハシゴしてま~す」と投稿してたり。電車内に財布を忘れたのに、何か楽しくなっちゃったんでしょうね、取りに行かずリビングで踊ってました。アサの奥さんとも「彼らの精神年齢は5歳くらいだね」と話してます。ただ育児に協力的だし父ともうまくやってくれている。話を聞いていると、他のアイランダーの奥さんよりは楽なんじゃないかなと思います。

 宮崎合宿中にけがをした時は正直、代表に選ばれる可能性が半々だと思いました。彼は落ち込み始めると深みにはまってしまう。(前所属の)NECで負傷続きで信頼を得られず、イライラがプレーに出てしまうのを見ていたので、前向きな言葉をかけるようにしていました。

 彼のおかげで多くの人と出会い、素晴らしい経験をさせてもらってきました。けがをせず、大好きなラグビーを続けてほしいと思っています。ただ、正しい日程の報告だけは本当にお願いします!

 ◆中島、3戦連続途中出場

 19―12と7点リードの後半11分から稲垣に代わりプロップに入った。3試合連続の途中出場で、日本のプレーを活性化。同13分のラインアウトからのモールで一気に押し込んだ姫野のトライにも、120キロの体重を生かして貢献。ジョセフ日本の不可欠なパーツとしてエネルギーを与える存在だ。

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