【広島】佐々岡氏、新監督就任確実に…癒やし系指揮官で優しく変革

2日、球団本部長との面談を終えて報道陣の取材に応じていた佐々岡投手コーチ(中央)
2日、球団本部長との面談を終えて報道陣の取材に応じていた佐々岡投手コーチ(中央)

 広島の新監督に佐々岡真司投手コーチ(52)が就任することが4日、確実になった。マツダスタジアム内の球団事務所で就任要請され、事実上受諾。週明けに「佐々岡カープ」が発足する。

 即答は避けたが「とにかく前向きというのはある」と同コーチ。要請より早く“マスコミ辞令”で新監督候補に挙げられていたこともあり「周りから言われていたので。ある程度そういう話があると思っていました」と心の準備は整っていた様子だった。

 球団は1日の緒方監督辞任を受け、速やかに複数の候補者をリストアップした上で同コーチが適任と判断した。松田オーナーは「優勝は狙ってほしいが、最低でも優勝争いをしてもらってAクラスに」と甘めのゲキ。さらに「独特のフワ~っとした人柄がいい。今はシビアな監督より癒やし系がいいと思う」と、いわゆる“ゆとり世代”の選手が大多数を占める現在では、温和な指揮官こそが最適だと強調した。

 球団で投手出身の監督(代行を除く)は1965年途中から67年まで務めた長谷川良平氏以来。鈴木球団本部長は「野手の起用は高らの手助けでやってもらいたい」と高ヘッドコーチの留任を示唆し、引き続き指揮官へのサポート役を期待した。今後は組閣作業も球団主導で行われる。

 同コーチが2軍から1軍担当に変わった今季、チームは4年ぶりのBクラス4位となりながら防御率は昨年の4・12からリーグ2位の3・68に改善された。次回、マツダスタジアムを訪れるのは就任会見の日か、と問われた佐々岡コーチは「まあ、そうかな」と満面の笑み。癒やし系指揮官が過渡期のカープを優しく変革させる。(田中 昌宏)

 ◆佐々岡 真司(ささおか・しんじ)1967年8月26日、島根・金城町(現浜田市)生まれ。52歳。浜田商、NTT中国を経て89年ドラフト1位で広島入り。1年目に13勝(11敗)17セーブを挙げ、91年には17勝9敗、防御率2・44で最多勝、最優秀防御率、MVP、沢村賞、ベストナインを獲得してリーグ優勝に貢献。99年5月8日の中日戦(広島)でノーヒットノーラン。2003年に史上2人目(当時)の通算100勝100セーブを達成。07年限りで現役引退。通算570試合、138勝153敗106セーブ。15年に2軍投手コーチ、今季から1軍投手コーチ。185センチ、90キロ。右投右打。既婚。

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