【凱旋門賞】3連覇を目指すエネイブル、脚質の自在性が極めて高く死角なし…海外競馬通・成田幸穂の予想

凱旋門賞3連覇に挑むエネイブル(カメラ・高橋 由二)
凱旋門賞3連覇に挑むエネイブル(カメラ・高橋 由二)

 2015年、凱旋門賞3連覇に挑んだトレヴは4着。2013年の凱旋門賞で日本のオルフェーヴルに5馬身もの差をつける衝撃的な勝利を収めた名牝だが、前残りの展開が響いたのか、中団追走から末脚不発に終わってしまった。

 その点、同じく3連覇を目指すエネイブルは展開不問。差しに回った“キングジョージ”、逃げ切り勝ちのヨークシャーオークスと、近2戦を例に挙げても脚質の自在性が極めて高い。ゴスデン調教師とデットーリ騎手は今年、G1・13勝を挙げる最強コンビ。人気になるのは当然で、素直に信頼したい。

 有力候補だったクリスタルオーシャンが残念ながら故障で引退。ならば、同馬に苦戦してきたヴァルトガイストとマジカルの順位が自然と上がる。2400メートルの距離適性の比較で、前者を上位とした。大勝した前走のパフォーマンスを再現できればという条件付きながら、ガイヤースも警戒。

 3歳勢は斤量の面で怖いが、古馬勢はエネイブルに限らず例年以上に強力な布陣。ここはクリスタルオーシャンを破ったジャパンだけを押さえる。

 これまで日本調教馬で2着となった延べ4頭は、いずれも前走で連対していた。札幌記念1着で条件を満たすブラストワンピースは、血統面も魅力たっぷり。もちろん、フィエールマンとキセキにも過去のデータを跳ね返す走りを期待したい。

【成田の予想】
◎エネイブル
〇ヴァルトガイスト
▲マジカル
△ガイヤース
△ブラストワンピース
△ジャパン

 ◆成田幸穂(なりた・さちほ) 1984年8月8日、東京生まれ。(株)サラブレッド血統センター所属。週刊競馬ブック連載「海外競馬ニュース」の編集を担当。同誌のほか、南関東版・競馬ブックと研究ニュースで予想コラム「血統アカデミー」を執筆中。ラジオNIKKEI「凱旋門賞実況中継」(10月6日22:30~23:30)で解説予定。

競馬

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請