ヤクルトは4日、都内でスカウト会議を開き、投手を補強ポイントとして挙げていることなどを確認した。橿渕スカウトグループデスクは高津臣吾新監督と「投手は欲しい」という意見で一致したことを明かした。ドラフト会議前の1位指名選手について「公言するかしないかは戦略上、良い方を選ぶ」と明言を避けた。
3日に12球団一番乗りで接触した大船渡・佐々木朗希投手(3年)の印象について担当スカウトからの報告を受けたことにも触れ「球界の宝。純粋で野球が好きで向上心がある」と語り、「縁があって預かることになれば、彼なりのプランを立てなければ」と、獲得した場合の独自の育成計画も示唆した。
この日は、プロ志望届の提出が3日に締め切られたことを受け、大学進学に切り替えた高校生の把握など現状を確認。具体的なランク付けなどは行わなかった。次回は13日に会議を開く。