Jリーグ、湘南・曹監督のパワハラを認定「お前はチームの癌」「お前なんか怪我してしまえ」などと発言

湘南の曹貴裁監督
湘南の曹貴裁監督

 Jリーグの村井満チェアマンが4日、都内のJFAハウスで会見を行い、所属選手・スタッフへのパワハラ疑惑が浮上していた湘南の曹貴裁監督に対し、パワハラ行為を認定した。裁定結果は後ほど発表される見通し。

 【調査によって明らかになった事項】

 物事が自身の思い通りにならないときや感情が高ぶったときなどにスタッフに対し、その多くは威圧的または尊大な態度で罵声を浴びせたり、厳しくかつ執拗にダメだししたり、理詰めで追求するなどを多数回繰り返してきたと認められる。

 具体例〈1〉2019年7月に行われた福島キャンプにおける練習中に、曹氏が練習中のボール拾いや水分補給等の業務を通常通り行っていたスタッフらに対してその仕事ぶりに特段問題がなかったと多くの関係者が感じていたにも関わらず、「本当に使えねえな」「お前ら何年やってんだ」「お前らは遊んでる。遊ぶんだったら外にいろ」などと怒鳴る。その後、曹氏は当該スタッフらのうちの1人に対して「二度と顔見せるな」「お前の代わりはいくらでもいる」「お前はここにいる意味がない」などと叱責した。

 具体例〈2〉2019年7月中旬頃、曹氏はクラブハウスにおいて、通常通りミーティングに加わろうとしたスタッフの1人に対し、理由を伝えることなくまた本人の自覚もない中、他スタッフの前でいきなり「おい、お前。出てっていいわ、部屋から」「お前ミーティングやんなくていい。来なくていいわ」「あっちに戻って勝手に映像でも見てろ」などと発言した。

 具体例〈3〉2019年中(詳細不明)、曹氏はスタッフミーティングの際にメディカルスタッフから自らの意に沿わない見解を述べられたり報告を受けたりしたときなどに、メディカルスタッフに対し「メディカル全員替えてもいいんだぞ」「うちのメディカルじゃなくて他で治せばいい」「お前むかつくんだよ」「お前の報告は暗いんだよ」などと発言した。

 具体例〈4〉2018年4月頃、曹氏はホームでの公式試合のハーフタイム中、他の選手はスタッフがいるロッカールームにおいて、前半のプレーで精彩を欠いたと同氏が感じた選手に対して「お前はチームの癌だ。他(の選手に)移るから出て行け」などと怒鳴った。当該選手はロッカールームから出て行った。

 具体例〈5〉2018年夏の福島キャンプの際、曹氏は周囲に関係者がいる状況において、精彩を欠いたプレーをしたと同氏が感じた複数の選手とのやりとりの中で水の入ったバケツを蹴り飛ばした上で「お前なんか怪我してしまえ!」などと怒鳴った。

 また上記以外にも「お前は無能だ」「お前は本当にダメだ」「お前は嘘つきだ」「お前とは一緒に戦えない」「お前のせいで負けた」「チームが負けたのはお前のせいだ」「お前の代わりはいくらでもいる」「(期待を)裏切るのか。これからの人生どうするよ。ヤバイよ」などと発言したことが明らかとなった。

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