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【東京盃】藤田菜七子、泣いた 笑った「とてもうれしい気持ち」JRA女性騎手初の重賞制覇

自身初の重賞制覇でインタビュー中に感極まる藤田菜七子(カメラ・池内 雅彦)
自身初の重賞制覇でインタビュー中に感極まる藤田菜七子(カメラ・池内 雅彦)

◆第53回東京盃・交流G2(10月2日・ダート1200メートル、大井競馬場、良)

 藤田菜七子騎手(22)=美浦・根本厩舎=は2日、大井競馬場で行われた第53回東京盃・交流G2でコパノキッキングに騎乗し、鮮やかな逃げ切り勝ち。JRA所属の女性騎手として初めて重賞制覇を飾った。同馬は、優先出走権を獲得したJBCスプリント・交流G1(11月4日、浦和)へ向かう方針で、次はG1初制覇へと夢が膨らんだ。

 とびっきりの菜七子スマイルがはじけた。勝利騎手インタビューを行う賞典台に立つと、大勢のファンから拍手喝采で迎えられた。一般の観客に交じって見守った師匠の根本康広調教師を見つけると、手を伸ばして固い握手を交わした。コパノキッキングを鮮やかな逃げ切り勝ちに導き、デビュー4年目で待望の重賞初制覇。「大井の直線がこんなに長く感じたのは初めて。すごくホッとした気持ちと、とてもうれしい気持ちです」。多くの人々に支えられての白星に、熱い思いが胸にこみ上げた。

  • 藤田菜七子は表彰式で笑顔を見せた

    藤田菜七子は表彰式で笑顔を見せた

 研ぎ澄まされた勝負勘がさえた。作戦は陣営から自由に任されており、きっちりとスタートを決めた瞬間、手綱を押してハナを主張した。「最後の最後まで迷ったが、今日のメンバーなら逃げてもいいと考えていた。未勝利、500万(現1勝クラス)の時も逃げて勝っているので、こういう馬だと決めつけないようにしていた」。馬の力を信じてリズム良く運び、直線は後続を引き離して4馬身差の完勝。初コンビだったフェブラリーS・G1(5着)から4戦続けて手綱を任され、惜敗続きながらも課題を糧にして、馬の特徴を手の内に入れていた。

  • コパノキッキングにまたがり藤田は笑顔でポーズする(左は小林祥晃オーナー)

    コパノキッキングにまたがり藤田は笑顔でポーズする(左は小林祥晃オーナー)

 新人だった16年は6勝に終わったが、すぐに翌年から個人トレーナーと契約。今も週1回のペースで体力強化に努めている。ひたむきな努力は多くの関係者に認められ、年々騎乗数が増加。実戦でしか得られない貴重な経験を積み、勝利数を積み上げていった。それでも「たくさんの馬に乗せてもらい、勝てたはずのレースもあるので、もちろん満足していません。まだまだなので、向上心を持って乗っていきたい」と、勝負師らしい負けん気が原動力だ。

 菜七子を信頼した風水師のDr.コパこと小林祥晃オーナーは「今日は馬も菜七子も風水的に運も良かった。だから、いつもは指示するけど『好きに乗れ』と言った。今日は100点満点です。本当に強かった。次はJBC、行っちゃおうかな」と大絶賛した。次は優先出走権を手にしたJBCスプリント(11月4日、浦和)へ。春には果たせなかったG1制覇が、夢ではなくなってきた。(坂本 達洋)

  • パドックで藤田に塩をかける小林オーナー

    パドックで藤田に塩をかける小林オーナー

 ◆菜七子の今後 この日の勝利でJRA77勝に加え、地方競馬でのJRA所属馬による9勝で合計86勝。勝利数により平場での減量の恩恵が消える101勝まであと15勝となった(101勝到達後は女性騎手の減量特典による2キロ減で騎乗)。地方競馬では来週10日の交流G3、エーデルワイス賞(門別)でデビルスダンサーに騎乗予定で2週連続重賞制覇を狙う。また、今週から開催する新潟競馬では今年11勝を挙げており、戸崎圭太(13勝)、内田博幸(12勝)に次ぎ、丸山元気、田辺裕信と並ぶ3位タイ。3回開催(今月5、6、19、20、26、27日の6日間)の結果次第では、競馬場別の年間リーディングを女性騎手として初めて獲得する可能性も。

自身初の重賞制覇でインタビュー中に感極まる藤田菜七子(カメラ・池内 雅彦)
藤田菜七子は表彰式で笑顔を見せた
コパノキッキングにまたがり藤田は笑顔でポーズする(左は小林祥晃オーナー)
パドックで藤田に塩をかける小林オーナー
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