【広島】岩本に戦力外…思い出はクルーンから9回同点弾「幸せでした」

スポーツ報知
現役引退を表明した岩本

 広島は2日、横山弘樹投手(27)、飯田哲矢投手(28)、岩本貴裕外野手(33)、育成の岡林飛翔投手(20)、育成の木村聡司内野手(23)の5選手に来季の契約を結ばないと通告した。

 岩本は現役引退を表明した。「11年間カープでやらせてもらって幸せでした。小さな頃から(広島市民)球場に足を運んで応援していたチームに入れてうれしかった。自分で言うのも何ですが、ガンちゃんガンちゃんとたくさん声をかけてもらったこともうれしかった」と現役生活を振り返った。

 プロでの一番の思い出は、10年8月27日の巨人戦(マツダ)で相手守護神のクルーンから9回に同点2ランを放ち、チームをサヨナラ勝ちに導いた試合。2日後の29日の同カードでもクルーンに一発を見舞った。「あそこはなかなかの思い出かな」と笑顔で振り返った。

 昨季から引退の2文字を念頭に置きながらプレーしていたという。入団当時から、かつて金本知憲のものだった背番号10を身につけた。「あれだけの記録を残された方の背番号。いい結果を出せずに申し訳ない」とポツリ。今後は未定。「家族やいろいろな方と話して決めたい」と説明した。

 横山はトライアウト受験を視野に、NPBでの現役続行を希望。飯田は現役続行と引退が「五分五分」。岡林と木村は今後の進路を熟慮する。

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