【巨人】原監督、Vでも褒めない渡辺主筆に誓った「日本一」…優勝祝賀会

スポーツ報知
「2019読売巨人軍セ・リーグ優勝祝賀会兼クライマックスシリーズ激励会」であいさつする原監督(中央=代表撮影)

 巨人・原辰徳監督(61)が30日、改めて日本一奪回を宣言した。都内のホテルで「2019 読売巨人軍セ・リーグ優勝祝賀会兼クライマックスシリーズ激励会」が行われた。渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆(93)は5年ぶりのリーグ優勝にも、戦い半ばとあって喜びは控えめ。「主筆がもう少し褒めてくれるのかなと思ったのですが(笑い)」などとユーモア交じりに切り返した。チームは1日から短期決戦へ向け、練習を再開する。

 原監督らしい、ユーモアを交えた決意表明だった。5年ぶりのリーグ優勝祝賀会。使命を果たした監督としてあいさつを行った。チームには次なる戦いが残っていることは真っ先に強調した上で、続けた。日本一への思いを改めて強く誓った。

 「主筆のあいさつの中で、もう少し褒めてくれるのかなと思ったのですが(笑い)。あまりお褒めの言葉がなかったということを、明日へのエネルギーに。我々はまだまだこれから大きな山があるんだということを、さらに強く決意しております」

 指揮官がマイクの前に立つ直前のこと。渡辺代表取締役主筆が主催者あいさつを行った。自身の体調を含めた近況報告に次いで、巨人の躍進に言及。「今日の祝賀会、実は気持ちがちょっと重い。というのはまだ年内にいろいろ勝負が残されているからであります。今日、大変喜んでおきながら負けたなんてことになると格好悪くて顔向けできなくなる」などと、まだまだ安心はしていない胸中を明かした。この逆説的な喜びの表現が、指揮官のハートに火をつけた。

 壇上では、今季の戦いぶりにも触れた。MVP最有力と言える活躍を見せた主将・坂本勇や、シーズン序盤は代打の切り札、途中からスタメンとして精神的支柱となった阿部をたたえた。チームの顔と言うべき新旧キャプテンの次に名を挙げたのは、亀井だった。「非常にいぶし銀。今年のチームは1番、5番が課題であると思っていましたが、困った時には亀井がしっかりと助けてくれました。非常に強いジャイアンツ愛を持ち、大きな貢献をしてくれたというふうに思います」。チームの歯車の一部として滅私奉公したベテランを、この晴れやかな舞台で称賛。これも、自ら史上最高と称する団結力を象徴するシーンと言えるだろう。

 9日からCSファイナルSが幕を開ける。レギュラーシーズンを9月28日に終え、しばし羽を休めたチームは、1日から決戦に向けた練習を再開する。

 「クライマックスに勝ち、日本シリーズに出場し、そしてわれわれの目的である日本一を奪還する。そしてまた皆さんの前でこういう報告をしたいと思います。明日から必死に練習して、目標に向かって立ち向かっていきたいと思います」

 次に開かれる祝賀会は、日本一を巨人軍に関わる全員で祝う会にする。悲願達成まであと7勝(巨人はCSで1勝のアドバンテージ)。頂点に立って、総帥からも最大級の賛辞を引きだしてみせる。(西村 茂展)

 ▼07年 「5年ぶりに天に昇る思いであります。清水君、阿部君の2人のヘッドスライディングを見て、メークドラマの感激が復活した」

 ▼08年 「経済的経験則から言うと、巨人が勝った時は景気がよくなる。日本列島の不況の波を防いで、せめて日本列島だけは繁栄してもらう。それが巨人軍にできること」

 ▼09年 「今年の原監督の采配はさえていた。采配と同時に、チームが完全に一丸となってくれた」

 ▼12年 「中日新聞、東京新聞の最近の左翼的論調は見るにあまりある、ということはここで言っちゃいけない。とにかく、中日に負けることは嫌だということです」

 ▼13年 「(原監督は)ものすごい采配。容赦がないが相手に愛情があり、それを選手も分かっている。24連勝した投手(パ優勝の楽天・田中)なんて見たことない。田中は侮れない」

 ▼14年 「みんな原監督の采配に忠実に従って、ものすごい団結力を示した。個人はどうでもいい。チームのためにいかに貢献したか」

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