昨年2月に肺とリンパ節にがんが再々発したことを発表した女優の古村比呂(53)が30日、都内で行われた患者支援プロジェクト「CaNoW」発足記者発表会に出席し、近況を明かした。
古村は、1月末で抗がん剤治療を終え、現在は月1回の定期健診と3か月に1回のCT検査を受けていると明かし「いい状態にのっているかな。先生からは『検査に引っかからないがん細胞はいるので、その子たちがいい子にしているようチェックしましょう』と言われています」と報告した。
患者のやりたいことをかなえる同プロジェクトにちなみ、やりたいことに「ウクレレ演奏」と「家族と北海道に行くこと」を挙げた。さらに、女優業再開にも意欲をのぞかせ「来年夏の朗読劇のお話をいただいでいるので、できたらなと思っています。声出しとか基本のことをやり直さないといけない」と前を向いた。
11年、健康診断を受けた際に初期の「子宮頸(けい)部上皮内がん」が発覚。翌12年の2月に手術を受け、子宮を全摘出。17年3月に再発が判明し寛解したが、同11月、肺とリンパ節にがんが見つかり、19年2月にイベントで抗がん剤治療を休止したことを発表していた。