【巨人】山下航汰、イチロー以来27年ぶり快挙…高卒新人でファーム首位打者

イースタン・リーグの首位打者となり、試合後に子どもたちのサインに応じる山下航(カメラ・生澤 英里香)
イースタン・リーグの首位打者となり、試合後に子どもたちのサインに応じる山下航(カメラ・生澤 英里香)
8回1死、中飛に倒れた山下航
8回1死、中飛に倒れた山下航

◆イースタン・リーグ 巨人11―0ロッテ(29日・ジャイアンツ)

 イースタンの全日程が29日、終了。育成ドラフト1位で巨人に入団した山下航汰外野手(18)が、打率3割3分2厘で首位打者を獲得した。現在のイースタン、ウエスタンとなって以降、高卒1年目でファーム首位打者を獲得するのは、1960年の中日・高木守道、92年のオリックス・鈴木一朗(イチロー)以来、27年ぶり3人目の快挙となった。

 試合を終え、G球場のスタンドから引き揚げた山下航を、大勢のファンが祝福した。当の本人は「あまり実感が湧かないですね。そんな人たちと比べちゃいけないと思います」と謙遜したが、数字は圧巻だった。

 試合前までタイトルを争っていた2位のDeNA・関根とは1分差。関根が5打数5安打以上で逆転するため、この日は戦況を見つめながらベンチスタートとなった。「(結果は)めっちゃ気になりました。でも、1年目でこういうことを経験できたのはすごくうれしいです」。関根は先頭打者本塁打を放つなど4打数3安打。3割2分9厘まで上げたが、最後は3厘差で上回った。結果を伝え聞き、8回1死から代打で登場。最終打席は中飛で終えた。

 激動の一年だった。キャンプは3軍スタート。2軍でスタメンを勝ち取ると、その後クリーンアップを担うまでになった。5月にはリーグトップの31安打、打率3割7分8厘で月間MVPを獲得。7月5日には球団史上初となる高卒1年目で支配下登録を勝ち取った。2度目の1軍昇格時にはプロ初安打、初長打も記録し「1軍でもバッティングで勝負できるのかなと思いました。でも、あまり自信にせず、ハツラツとやっていく気持ちの方が強い」と表情を引き締めた。

 今季を振り返り「入る前までは、まさか自分がこんな位置にいると思っていなかった。経験させてくれたコーチ陣の方に本当に感謝しています」と言った。目標はもちろん「1軍の中軸」。このタイトルは、次のステージへ進むための序章に過ぎない。(河原崎 功治)

 ◆山下 航汰(やました・こうた)2000年11月15日、大阪・柏原市生まれ。18歳。柏原小3年から野球を始め、柏原中では「羽曳野ボーイズ」に所属し、3年時にジャイアンツカップ優勝。高崎健康福祉大高崎高では1年春からベンチ入りし、同年夏から4番。17年センバツでは、2年生では史上初となる1大会2発の満塁弾。高校通算75本塁打。18年育成ドラフト1位で巨人入団。今年7月に支配下登録。176センチ、80キロ。右投左打。年俸420万円。

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