【阪神】球団新42イニング連続無失点で5連勝 CS王手 矢野監督「やるしかない」

試合後の引退セレモニーでナインに胴上げされるメッセンジャー(カメラ・豊田 秀一)
試合後の引退セレモニーでナインに胴上げされるメッセンジャー(カメラ・豊田 秀一)

◆阪神6―3中日(29日・甲子園)

 負ければ終わりの“剣が峰”で、阪神が驚異的な粘り腰を発揮した。「同点でもCSに行けないんでね。勝たないと行けないんでね」と言ったのは矢野監督だ。5連勝で7月8日以来の勝率5割に復帰し、残り1試合で3位・広島とゲーム差なし。勝負手を決め、逆転CSへ王手をかけた。

 引退登板だったメッセンジャーからバトンを受けた2番手・高橋遥が今ひとつと判断。2回2死一、二塁で代打・原口を送った。ここは無得点と空転しても、迷いなく攻め抜いた。5回2死で「長打を期待した」とさらに動いた。打率1割に満たなかった代打・陽川が、値千金の3号ソロで先制点を運んでくれた。

 ベンチの期待に選手が応える好循環。矢野監督が「後々、楽になった」とガルシアの好リリーフに感謝した。3回からの3イニングを無失点。22日のDeNA戦(甲子園)からプルペンに加わり、登板した3試合とも勝ち投手になる強運ぶり。9回に藤川が3失点したが、2リーグ制後で球団新の42イニング連続無失点。先行逃げ切り、勝ちパターンがあるのも頼もしい。

 最下位に沈んだ昨季は21勝39敗2分けだった本拠地・甲子園の戦績も好転させ、30日の1試合を残して31勝29敗1分けと勝ち越しを決めた。指揮官が「すごくいい雰囲気になっている。やるしかない。楽しみ」と目を向けた最終戦は大野雄が相手。最優秀防御率のタイトルと10勝をかけるだけでなく、前回対戦でノーヒットノーランを食らった難敵左腕だ。最後の最後に歯ごたえバツグンの大一番。乗り越えた先には格別の喜びが待っている。(長田 亨)

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