ボクシング元女子世界王者・野上奈々氏の教え子から男女プロ1号誕生

スポーツ報知
好川菜々のリングネームで活躍した元女子世界王者の野上奈々会長(中)は、中逵友太(右)と吉川梨優那に期待を寄せる

 好川菜々のリング名で活躍し、元女子世界王者で初のプロボクシングジム会長となった野上奈々氏(41)のディアマンテジム(大阪府堺市)からプロ1号が誕生した。昨年5月のジム創設時「来年(19年)にプロ1号、3年後に全日本新人王、5年後に世界王者輩出」と目標を語った女性会長と弟子たちが、有言実行の第一歩を踏み出した。

 会長としても頂点を目指す元世界チャンプが公言通り、ジム創設1年で男女のプロ1号を誕生させた。オープン時から通う中逵友太(なかつじ・ゆうた、23)がスーパーライト級、吉川梨優那(よしかわ・りゆな、17)がフライ級で22日のプロテスト初受験して一発パス。奈々会長は「結果が全ての世界。ここからが勝負」とエールを送った。

 大阪・狭山市出身の中逵は興国高時代、野球部で外野手。大学時代に堺東ミツキジムへ通い始め、当時同ジム所属の世界王者だった奈々会長と夫・真司トレーナー(44)に出会った。「パンチが怖かったけど(夫妻に)ディフェンスから教わって楽しくなった。野球は投手が目立つけど、自分はボクシングで勝ってスポットライトを浴びる」と意気込む。

 堺市出身で現役専門学校生の吉川は、少林寺拳法で黒帯の母をもち、9歳からキックボクシングをスタート。11歳でボクシングも始めた雅ジムで菜々チャンプと出会った。「会長の指導は分かりやすい。私も世界のベルトを巻く」と燃える。

 日時未定だが、年内デビュー戦を予定する奈々会長。次は2人を21年度の全日本新人王にするプランだ。目標を設定するのは「だらだら練習を続けても仕方ない。モチベーションを保ち、夢を実現してほしいから」。リングへの熱意は王者時代のままだ。(田村 龍一)

 ◆好川 菜々(よしかわ・なな=本名・野上奈々)1978年6月25日、大阪・羽曳野市生まれ。41歳。市民マラソンランナーだった21歳の時にボクシングを始め、全日本選手権優勝3度。アマ通算55勝22敗。13年8月、雅ジムからプロデビュー。14年3月、東洋太平洋女子ライトフライ級王座。4月、堺東ミツキジム移籍。15年7月、結婚して野上姓に。16年10月、WBO女子世界フライ級王座。17年12月、WBC同級暫定王座。プロ通算8勝(4KO)2敗。身長164センチ。

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