野茂英雄が球宴で投げたレンジャーズの本拠地球場26年の歴史に幕 殿堂入り捕手も育んだ個性派球場

レンジャーズの本拠地グローブライフ・パーク・イン・アーリントン
レンジャーズの本拠地グローブライフ・パーク・イン・アーリントン

 レンジャーズの本拠地球場グローブライフ・パーク・イン・アーリントンが29日(日本時間30日)のヤンキースとのレギュラーシーズン最終戦を持って、1994年から続いたスタジアムの歴史の幕を閉じる。

 ヤ軍との3連戦では、26年間を振り返る様々な記念イベントが用意された。過去の名シーン映像が大ビジョンに映されたり、試合後に花火が行われたり、記念楯、Tシャツの来場者プレゼントなど盛り沢山。往年の名選手も多くゲストとして招待されており、野球殿堂入りの名捕手、イバン・ロドリゲスも球場に姿を見せ、「19歳で大リーガーとなってから、気温が40度を越えたり、右翼から左方向に強い風が吹いたり、キャラクターの強い球場でプレーしたことが、私を捕手としても、打者としても成長させてくれた。寂しさはあるが、思い出が消えることはない」と語った。

 チケットが、ほぼ完売している最終戦では、安打(1164)、打点(607)、二塁打(204)、三塁打(34)などの同球場最多記録を持つマイケル・ヤングや殿堂入りのウラジミール・ゲレロ、ケニー・ロジャース、昨年引退したエイドリアン・ベルトレらもセレモニーに参加。試合後にホームプレートが取り外され、隣で建設中の新球場に運び込むパレードが予定されている。

 打者有利な球場と言われたが、2002年に故伊良部秀輝が初めてレ軍とメジャー契約して以来、日本人は7投手が当地を本拠地に活躍した。同球場最多509奪三振の記録を持つダルビッシュ、大塚晶則…。ダニエルズGMら首脳陣も日本メディアに寛容で、日本の報道陣もお世話になった。

 ドジャース・野茂英雄が日本人初のオールスター戦出場で、先発して好投した1995年の7月は忘れられない。テクス・メクス(米国流メキシコ料理)のご当地らしく、メディア食堂で振舞われる名物ナチョスも評判だった。

 思えば、今年は3月にダルビッシュにとっては古巣対決となった今季初登板を取材し、メジャー164試合目にして初救援となる田中将大の登板を取材する縁にも恵まれた。旧球場は、来季プロ・フットボールXNFの舞台としての第2章が始まる。「2月にオフィスの引っ越しも完了する。来年新球場で会えるのを楽しみにしているよ」とブレイク広報部長。

 来年3月31日の本拠地開幕戦の相手は、大谷翔平が二刀流に復帰するエンゼルス。人工芝&開閉式屋根の新球場グローブライフ・フィールドにも多くのドラマが生まれることだろう。(アーリントン 一村順子通信員)

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