決勝逃したサニブラウン、2大会連続の“失敗”からにじんだ2年分の成長とは…次はリレーで金目指す

男子100メートル準決勝、10秒15で1組5着だったサニブラウン・ハキーム(カメラ・相川 和寛)
男子100メートル準決勝、10秒15で1組5着だったサニブラウン・ハキーム(カメラ・相川 和寛)

 ◆ドーハ世界陸上 第2日(28日、ハリファ国際スタジアム)

 男子100メートル準決勝で、日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(米フロリダ大)は10秒15の1組5着で敗退。世陸の同種目日本勢で初の決勝進出を逃した。スタートの合図が聞こえづらく「マジか、と思った。とりあえず横が動いたから走った。あっ、みたいな感じで」と大きく出遅れ、9秒台ホルダー5人が顔を合わせた決戦では致命傷になった。

 サニブラウンがスタートでつまずくのは、初めてではない。17年大会準決勝。予選を10秒05で通過し、初の決勝が期待される中で文字通りにつまずいた。10秒28の2組7着で敗退。「やらかしましたね。盛大にやらかしましたね」と言うしかなかった。

 2大会連続で、不完全燃焼に終わったかに見えるサニブラウン。ただ、今大会の中盤以降の内容はめざましかった。持ち味の大きなストライドを操り、他選手を猛追。決勝進出最低ラインの10秒11まで、0秒04差まで追い込んだ。「中盤から後半へ追い上げられたのは自信になった。戦えるレベルには来ている。戻って磨いていければいい」。スタートだけが100メートル走ではない。世界最高峰と渡り合った自信を胸に残せた。

 「終わった時はなんだこりゃと思ったけど、今はもう何ともない」。取材エリアに顔を見せた段階で、もう気持ちは切り替わっている。今大会は負担を考慮して200メートルを回避し、400メートルリレーで日本の初優勝に挑む。「期待度も上がっている。プレッシャーに負けず、金メダルをとって帰りたい」と宣言していた。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請