日大山形、2年ぶり東北大会切符…佐藤拓、初安打がサヨナラ打

サヨナラ弾を放ち、三塁を回る日大山形・佐藤拓
サヨナラ弾を放ち、三塁を回る日大山形・佐藤拓

◆秋季高校野球 山形県大会 ▽準決勝 日大山形3X―2山形中央(28日、荘銀・日新)

 準決勝2試合が行われ、日大山形は6番・佐藤拓斗一塁手(1年)のサヨナラ本塁打で、山形中央に3―2で勝利。2年ぶり27度目の秋季東北大会(10月11日開幕、岩手)出場を決めた。鶴岡東は14安打の猛攻で東海大山形に16―2で5回コールド勝ちし、3年ぶり11度目の東北大会出場。29日には3位決定戦と決勝が行われる。

 満面の笑みでホームベースを踏んだ日大山形・佐藤拓へ、チームメートが一斉に駆け寄り、抱きついた。2―2の9回1死、3球目の内角低めスライダーを強振。両翼100メートルの右翼芝生席に飛び込むサヨナラソロ弾に、佐藤拓は「体が反応してうまく回転できた。みんなが迎えてくれてうれしかった」と振り返った。

 仲間の“凡ミス”を救った。9回の打席は当初無死一塁だったが、一塁走者が捕手からの送球でタッチアウトになった。2球目まで犠打のサインが出ていたと明かした佐藤拓だが、「まず塁に出ることだけ考えた」。気持ちを切り替えて生まれた一発は、今大会12打席目での初安打だ。荒木準也監督(47)は「あの場面でアウトになりますかね…」と一塁走者の軽率さを嘆きながら、「普通なら流れが止まるはず。よく振り抜いたと思うし、日頃の練習の成果」とたたえた。

 新チーム始動時は3番を務めるなど打撃が持ち味だが、大会前に調子を崩し、1、2回戦はスタメンも無安打。準々決勝は守備のみの出場に終わった。準決勝まで中3日あったなか、打撃練習中に荒木監督から体重移動の点で直接指導を受けたという。「手打ちになることが多くて、打ってからのもう一押しが足りないと言われた」と佐藤拓。試合前日の27日は控え部員に打撃投手役をお願いして約1時間、指導された点を意識しながら打ち込んだ感覚が試合で生きた。

 東北大会に向けて佐藤拓は「思い切って自分らしくプレーしたい」と宣言。まずは29日の決勝で鶴岡東に勝ち、3年ぶりの秋季山形県王者についてみせる。(有吉 広紀)

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