◆広島1―4中日(27日・マツダスタジアム)
広島のクリス・ジョンソン投手(34)が6回2/3を4失点で8敗目。防御率リーグ1位をキープしたが、2015年の最優秀防御率以来となるタイトル獲得は2位以下の投手が試合を残しており微妙な状況になった。
2回に1点を失ったが、5回に味方の援護点が入り同点に。しかし7回2死三塁から木下拓に勝ち越しの左中間二塁打を浴びると、続く代打・堂上に痛恨の左越え2ランを浴びた。
助っ人左腕は1点を追う5回の攻撃で1死一、三塁で8番・石原が打席に入ったシーンを振り返った。ジョンソンの打順は9番。ネクストサークルには代打要員の磯村が入った。しかし、その途中、バッテリーエラーで同点に追いつくなど、めまぐるしく展開が変わった。「(ネクストサークルに行って)準備しろ、いやしなくていい、やっぱり準備しろ、いや不要だと。行ったり来たり(メンタル的に)難しかった」と首を振った。
これでセ1位・ジョンソンの防御率は2.585。同2位の中日・大野雄が3回1/3を自責0なら2.5835。あるいは7回を自責1なら2.581と上回られてしまう。また、同3位のDeNA・今永も8回を自責0なら2.5840。他球団選手の結果を待つことしかできなくなった個人タイトルの行方を問われても「Next Question!(次の質問!)」と声を荒らげて回答を拒否した。