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【箱根への道】10・26箱根駅伝予選会は歴史的な大混戦…順位予想

スポーツ報知
箱根予選会の本紙予想

 第96回箱根駅伝予選会は10月26日、東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地スタート、国営昭和記念公園ゴールのハーフマラソン(21・0975キロ)で行われる。上位10人の合計タイムで争い、10校が本戦出場権を獲得する。東洋大の低迷期に4年連続で予選会に出場し、その悲哀を身をもって知る竹内達朗記者(49)が“立川秋の陣”を占う。

 歴史的な大混戦だ。95回記念大会だった前回から出場枠は、関東インカレ成績枠(日大)を含め2減。予選会の上位10校しか本戦に進めない。今年新春の箱根路を駆けたチームが少なくとも2校は敗退する。優勝回数ランク1位中大(14回)、2位早大(13回)、3位日大(12回)、5位日体大(10回)、6位明大(7回)の伝統校も予選会の参戦を余儀なくされている。

 名門、新興が入り乱れた戦いの行方を占うことは難しいが、参考となるのは、各校8人の1万メートルの合計タイムで争われた全日本大学駅伝関東予選会(6月)だ。ハーフマラソンと1万メートル、10人と8人の違いはあるが、プレッシャーは同じだ。

 速さより強さ。全日本予選会で強さを発揮し、1、2位で通過した東京国際大、明大は箱根予選会でも通過が【確実】と予想する。特に東京国際大は留学生の中でも実力上位のイェゴン・ヴィンセント(1年)、ユニバーシアード日本代表の伊藤達彦(4年)を軸にトップ通過を狙う力がある。

 13年ぶりに箱根のシードを逃した早大は全日本予選を堅実に3位通過。選手は誰も予選会の経験がないことは不安材料だが、それでも突破は【濃厚】だろう。

 【ボーダーライン】には12校がひしめくとみる。

 日体大は72年連続72回目、山梨学院大は34年連続34回目の出場を目指す。もし落選した場合、それは“事件”だ。今季、両校とも監督が交代。それがどのような結果をもたらすだろうか。

 前回、次点に泣いた麗沢大は悔しさを力に変え、夏合宿では1日平均40キロを走り込んだ。悲願の初出場を果たす可能性は十分にある。

 かつては常連校だった専大、亜大などはボーダーラインよりやや下か。【苦戦】は免れないだろう。

 前回、個人トップのレダマ・キサイサ(4年)を擁する桜美林大、DeNAなどで活躍した上野裕一郎監督(34)が新たに就任した立大などが突破することは【ミラクル】に近い。

 緊張感と華やかさがある新春の箱根路に対し、秋の予選会は極限の緊張感しかない。選手や監督の心情は理解しているつもりだが、失礼を承知で各校を格付けして大胆に占った。例年より2週遅い開催のため、涼しい気象条件で好タイムが続出することも期待される。私の予想外に健闘するチームと選手が現れれば、それはうれしい限りだ。

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