◆広島―中日(27日・マツダスタジアム)
試合後に引退セレモニーを行う広島・赤松真人外野手(37)が始球式に登場。長男・慶馬くん(10)がマウンドに上がり、次男・郁馬くん(7)が打席に立つと、パパは捕手を買って出た。投球は惜しくもワンバウンドで、緊張のあまり郁馬くんが握っていたバットを振れなかった“見送り始球式”となった。
見守った寛子夫人(37)は「私が一番緊張しました。でもパパと3人でできたのが良かったです」とホッとした表情。慶馬くんは「方向は良かったけど(ノーバウンドには)足りなかった」とちょっと悔しそう。まだ本格的には野球に取り組んでおらず「パパと公園で遊んだりする程度」(寛子夫人)とのことだが、「(これをきっかけに野球をやってみたい?)うん!」と大きくうなずいていた。
最後に寛子夫人は「今まで(始球式でバットを)振らなかった人っているんですかね?」と報道陣に逆質問。もしかしたら史上初かも、という答えに、慶馬くんは「それはそれで良かったね」と記録的(?)なセレモニー達成を喜んでいた。