【札幌6大学】東海大北海道、3季ぶりV…日下部監督「苦しかった」

3季ぶり6度目の優勝を飾り歓喜の輪を作る東海大北海道ナイン(カメラ・清藤 駿太)
3季ぶり6度目の優勝を飾り歓喜の輪を作る東海大北海道ナイン(カメラ・清藤 駿太)

◆札幌6大学野球秋季リーグ ▽優勝決定戦 東海大北海道4―2星槎道都大(26日・札幌円山)

 東海大北海道が星槎道都大を4―2で下し、2018年春以来、3季ぶり6度目の優勝を飾った。8勝2敗同士で迎えた優勝決定戦で先発した左腕・高沼拓海(4年)=旭川工高出=が、6安打2失点完投。昨秋に就任した日下部憲和監督(67)の指導で急成長した左腕ら“日下部チルドレン”が指揮官に就任初Vを贈った。明治神宮大会(11月開幕・神宮)出場をかけて、道六大学秋季優勝チーム・東農大北海道との道地区代表決定戦(10月2日から、札幌円山)に挑む。

 この時を待っていた。2点リードで迎えた9回2死満塁。最後の打者を投ゴロに仕留めると、マウンドの高沼が歓喜の輪に包まれた。8勝2敗同士で迎えた大一番で、6安打2失点完投。チームを3季ぶり6度目のリーグ優勝に導いた背番号17は「やっと終わった。うれしいのとホッとしています」と、破顔した。

 「苦しかった」。開口一番、日下部監督がそう口にしたように順風満帆ではなかった。18年春の全日本大学選手権は未成年部員の飲酒で出場辞退。苦境で日下部監督が再建を託されたが、昨秋2位、今春は3位と結果は出なかった。ただ、指揮官交代を選手は好機と捉えていた。

 今春からレギュラーを白紙に戻し、アピール合戦が激化。昨秋までリーグ1試合の登板にとどまっていた高沼も「チャンスだと思った」。日下部監督が先発として起用した今秋は5勝の活躍。外石和也主将(3年)=駒大苫小牧高出=も「打てないとすぐ交代。緊張感があった」と、選手間競争でチーム力は増した。

 次は16年秋以来4年ぶりの明治神宮大会出場をかけ、今春全国4強の東農大北海道と激突する。高沼は「自分の結果は求めず、チームが勝つ投球がしたい」と力を込めた。リーグ優勝はあくまでも通過点。この日はお預けとなった胴上げは、神宮切符をつかんだその時まで取っておく。(清藤 駿太)

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