浅川梨奈、原作の大ファン 思い切り「寄せた」千花になりきった…「かぐや様は告らせたい―」公開中

さらなる飛躍を誓った浅川梨奈(カメラ・泉 貫太)
さらなる飛躍を誓った浅川梨奈(カメラ・泉 貫太)
生徒会の書記・藤原千花役を好演する浅川
生徒会の書記・藤原千花役を好演する浅川

 元SUPER☆GiRLSで女優の浅川梨奈(なな、20)が、公開中の映画「かぐや様は告らせたい―天才たちの恋愛頭脳戦―」(河合勇人監督)のメインキャストとして好演を見せている。King&Princeの平野紫耀(22)と橋本環奈(20)が演じる会長と副会長が“恋愛バトル”を繰り広げる舞台となる生徒会の書記・藤原千花役。出演が決まる前から原作の大ファン。「この作品に懸ける思いは強かった」と振り返り、女優としての飛躍を誓った。(畑中 祐司)

 浅川の自室には、演じた藤原千花のクッション、ぬいぐるみ、マグカップとグッズがあふれている。15年の連載開始からの原作ファンだった。

 「お話を聞いたとき、違う藤原千花かと思いました。まさかと思ったけど『あのピンク髪のリボンだよ』って。本当にビックリでした」

 劇中では白銀御行(しろがね・みゆき=平野)と四宮かぐや(橋本)の攻防をかき回す存在。甲高い“アニメ声”に、跳ね回るような独特のしぐさ。私生活から千花になりきり、撮影に臨んだという。

 「自分の声を録音して、アニメの声と、どういう差があるかを家でずっと1人でやったり、千花ちゃんだったらどう歩くかなと。この作品に懸ける思いは私自身も強くて、普段から藤原千花でいる時間というのが多かったかもしれないです」

 全国規模での公開映画への出演は初めて。今作は公開初週の興行成績で1位を獲得した。

 「自分もすごく好きだった作品。実写で、どこまで寄せていくか。監督からも『思い切り寄せて大丈夫』と。自分の好きな藤原千花を大事にしながら寄せていきました。周りの方、ファンの方は『アニメから出てきたみたい』って言ってくださったり。それはすごくうれしかったです」

 ヒット作だけに周囲の反響も、これまでとは違った。一方で藤原千花になりきったからこその反動もあった。

 「撮影が終わって、中1日で『黒い乙女』(Q=5月公開・A=8月公開)の撮影があって。カメラが向けられると、その役でいられるけど、オフの時間は常に内股で手がペンギンみたいな感じになったり…やっぱり抜けないもんなんだなと。でも、抜けてほしくない気持ちもありました」

 もともと、周囲からは今キャストの中で一番、役柄と似ていると評判だっただけに、余計に体に役柄が染みついた。それほどのめり込んだ今作で、共演した平野、橋本ら同世代との撮影も貴重な経験となった。

 「みんな本当に仲が良くて。キャスト楽屋っていうのがあったけど、2本線を引かれて『託児所』って書かれるぐらいにぎやかで。スタッフさんとも仲が良かった。でも、映像から伝わってくる部分もあった。やっぱり空気感って伝わるんだって、改めてこの作品を見て思いました」

 今年1月に“スパガ”を卒業した。4月には20歳という節目も迎えた。グラビア活動も展開しながら、本格的に女優へと転身を遂げ、今年は映画にドラマに舞台に、出演作は12本にもなる。その数字に「わー、すごい!」と自身も驚くほど、がむしゃらに走り続ける。

 「いろんな方々とやらせてもらって、もっとこうしたい、ああしたいというのがたくさん出てきた。向上心がどんどん強くなってきています」

 もともと、元AKB48の高橋みなみ(28)に憧れ、アイドルを目指した。座右の銘は、高橋が卒業コンサートなどでも口にした「努力は必ず報われる」だ。

 「“たかみな”さん自身も体現しているけど、私もそのイズムを受け継ぐじゃないけど、体現していきたいと思っています」

 全速力で経験を積み重ねる浅川が考える、努力の先に求める女優としての姿は、自身にとっての“たかみな”のような存在だ。

 「自分と向かっているところは違うと思うけど、学べるところはたくさんある。出ているとワクワク、ドキドキさせてくれるような人になりたい。出ていると、つい見たくなっちゃう女優さんっているじゃないですか。『面白いお芝居するな』『この役この人やってたんだ。この役も?』とか。そういうカメレオンみたいな女優さんってすごい。お芝居を突き詰めて、そういう女優さんになるのが夢であり、目標です」

 ◆アニメ版完コピ「すごい女優だ」

 河合勇人監督「最初にお会いした時、『アニメの藤原書記を完コピしてください』と挑発するつもりで言ってしまった。浅川さんは、ためらいもなく『はい、わかりました』と力強くうなずいてくれました。そして浅川梨奈は藤原書記になった。すごい女優だ。ちなみに、彼女のチカっとダンスも絶品です」

 ◆かぐや様は告らせたい 「告白した方が負け」―。高すぎるプライドを持つ全国模試上位常連の生徒会会長(平野)と大財閥の娘の副会長(橋本)。会計(佐野勇斗)や書記(浅川)らを巻き込みながら、天才であるが故に恋愛に不器用でピュアな2人が“恋愛頭脳戦”を繰り広げる。

 ◆浅川 梨奈(あさかわ・なな)1999年4月3日、埼玉県出身。20歳。オーディションをきっかけに2014年に「SUPER☆GiRLS」2期生として加入。「1000年に1度の童顔巨乳」をキャッチフレーズにグラビアでも活躍。19年1月にグループ卒業。最も多くの雑誌の表紙を飾った「カバーガール大賞」では17年からコミック部門3連覇で、18年総合3位(10代部門1位)、19年総合2位に選ばれた。

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