【日本ハム】田中賢介、引退前に1500安打を…あと3本、北海道のファンに手土産

伊丹空港を出発する日本ハム田中賢(左)と鶴岡
伊丹空港を出発する日本ハム田中賢(左)と鶴岡

 今季限りで引退する日本ハムの田中賢介内野手(38)が25日、北海道のファンの前での1500本安打達成を誓った。現役生活も26、27日のオリックス戦(札幌D)2試合を残すのみ。残り3本に迫る大台到達に意欲をみせた。残り2試合は先発起用が濃厚。最終戦では3月31日オリックス戦(札幌D)以来、本職の二塁守備にも就く見込みだ。

 迫る終演に向け田中賢は、穏やかに口を開いた。敵地での6連戦を終えた26日、チームメートと北海道へ帰還。「たくさん応援の方が来てくれると思うので。たくさん活躍できたらいいですね」。表情は相変わらず柔らかいまま。26、27日のプロ野球人生最後の2日間を目前に「忙しくなりそうだね」。声には現役生活20年の重みがこもっていた。

 24日オリックス戦(京セラ)で通算1497本目の安打を放った。通算1500本安打にマジック3。記録達成を信じてやまないナインやファンの思いは痛いほど伝わる。「なんで最後までこんなに数字と戦わなきゃいけないんだろうね」と苦笑い。「打てなかったら打てなかったで。打てたら打てたで、思い出になるかな」。日本ハムの顔として時代を築いた男への野球の神様の最後の課題だろう。

 最高のフィナーレに向け栗山英樹監督(58)は「できる限りのことはする」とバックアップを約束した。残り2戦は先発起用が濃厚で、二塁守備に就くプランもある。23日にロッテ戦(ZOZO)で6学年上の福浦の引退試合を間近で見た。一塁でウィニングボールを横っ飛びでキャッチした姿に自らを重ね「飛んできたらいいように準備しておきます」とにやりと笑った。

 千葉で聞いた鳴り止まない大歓声は耳に残っている。「みんなに応援されてやめていけたら幸せだな」。願わくば、1500本安打の手土産とともに―。背番号3がユニホームを脱ぐまで、あと2日だ。(秦 雄太郎)

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