ロッテが今オフの補強の一つとして楽天・美馬学投手(33)の獲得調査を行っていることが24日、分かった。今季は二木、岩下、種市の20代前半の投手が軒並み台頭したが、涌井、ボルシンガーが不調で2人で7勝止まり。開幕投手を務めた石川も後半戦に巻き返し8勝を挙げたが、先発陣の層を厚くするために、4月に国内FA権を取得した右腕に注目してきた。
美馬は通算51勝60敗。17年には11勝を挙げている。今季もここまで25試合で8勝5敗、防御率4・01、規定投球回を上回る143回2/3をマーク。クオリティースタート(6回以上自責3以下)は13度と、ゲームメイクできるのが強みだ。来季で34歳を迎えるが、浮き上がるような直球の球威は健在だ。チームはこの日、CS進出が完全消滅。井口政権3年目の来季へ、さらなる戦力整備は不可欠。経験豊富な右腕が権利行使に踏み切れば、獲得交渉に動く可能性は十分ある。