星稜 元天才ゴルフ少年・中田のサヨナラ3ランで決勝進出 ドライバー300ヤードの長距離砲

決勝進出を決めるサヨナラ3ランを放った星稜・中田達也(カメラ・勝田成紀)
決勝進出を決めるサヨナラ3ランを放った星稜・中田達也(カメラ・勝田成紀)

◆秋季高校野球石川大会 第8日 ▽準決勝 星稜3―0金沢商(23日、石川県立野球場)

 来春センバツで5季連続甲子園出場を目指す星稜は、0―0の9回裏1死一、二塁で、1年生の5番・中田達也が右越えにサヨナラ3ランを放ち決勝進出。2017年秋からの県大会7季連続優勝に王手をかけた。

 公式戦初本塁打が殊勲のサヨナラ弾となった中田は「ホームインして内山(壮真)さんが笑顔でハイタッチしてくれて、やっとサヨナラの実感がわいた」と笑顔を見せた。

 中田は元ゴルフ少年で、中学入学後に野球に転向した異色の選手だ。石川・山中小3年の時に祖父の影響でゴルフを始め、6年時には中部小学生大会北陸地区予選で優勝している。ベストスコアは71。ドライバーの飛距離は300ヤードを誇った。

 将来を期待される少年ゴルファーだったが、幼少時から巨人ファンで「ゴルフをはじめる前から、プロ野球を見ていて『野球ってかっこいいな』と思っていた」。中学入学と同時に、加賀ボーイズに入団して野球を始めた。

 ゴルフは右打ちだが、野球は左打ち。ゴルフのスイングは「右打ちの下の振りは、野球の左バッターの手首の返し方にも似ている」と野球のバッティングにも生かされているという。

 この日は19メートルの強風の中、8回まで散発4安打と打線が苦しんだが、林和成監督(44)は「この風では難しいと思ったが、中田はバットが振れている。スイングスピードはチームで1、2番目に速い子です」と1年生ヒーローをたたえた。

 中田とクリーンアップを組むのは、甲子園準優勝メンバーの3番・知田爽汰三塁手、4番・内山壮真捕手(ともに2年)。1年生5番は「甲子園で活躍した知田さんと内山さんの後が僕なので、正直マークされていない。その部分が結果につながったのかな」と謙遜しながらも、「これからも自分の持ち味であるフルスイングを貫いていきたい」と力強く話した。

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請