【広島】胃がんを克服した赤松が引退会見「みなさんの声援のおかげで、ここまでやれた」

2010年の広島・赤松真人外野手のスーパーキャッチ
2010年の広島・赤松真人外野手のスーパーキャッチ
引退会見を行った赤松真人氏(カメラ・岩下 翔太)
引退会見を行った赤松真人氏(カメラ・岩下 翔太)

 広島・赤松真人外野手(37)が22日、マツダスタジアムで引退会見に臨んだ。ユニホーム姿で登場すると「15年間、すごく長い間でした。これと言った成績は残していないが、ここまでやれたのはみなさんの声援のおかげです」と感謝を口にした。

 赤松は2016年12月に初期段階の胃がんを公表。翌17年1月に胃の約半分を切除する手術を受けた。抗がん剤治療を半年間受け、同7月に3軍合流。昨年3月に2軍の公式戦で実戦に復帰したが、術後の1軍出場はかなわず。今年8月下旬に現役引退を球団に申し入れた。

 赤松は07年オフに阪神にFA移籍した新井の人的補償として広島に移籍。10年8月4日の横浜(現DeNA)戦(マツダ)で本塁打性の打球をフェンスをよじ登って好捕し、海外メディアでも「スパーダーマン」と話題になった。同年にはゴールデングラブ賞も受賞し、16年の優勝には守備、代走のスペシャリストとして貢献した。

 この日の中日戦(マツダ)が台風17号の接近による中止となり、引退セレモニーは27日にずれ込む見込みだ。「今シーズン、マツダで初めて中止と聞いて、僕らしい。またみんなと野球をする日にちが増えてうれしいです」。ファンに勇気を与えるためにグラウンドに立ち続けてきたスピードスターの最後の雄姿となる。

 ◇広島・赤松のがん発覚後の経過

 ▼16年12月15日 健康診断で胃がんが発覚

 ▼同28日 球団事務所で会見し、病気を公表

 ▼17年1月5日 広島市内の病院で腹腔(ふくくう)鏡により胃の半分を切除する手術

 ▼同16日 退院

 ▼9月18日 チームが甲子園で2連覇を達成し、胴上げに参加

 ▼11月8日 減額制限(25%)に迫る2700万円で契約更改

 ▼18年3月18日 ウエスタン・リーグの中日戦(岩国)で公式戦復帰

 ▼11月12日 2年連続、減額制限に迫る2025万円で契約更改

 ▼19年9月7日 現役引退を発表

 ◆赤松 真人(あかまつ・まさと)1982年9月6日、京都府生まれ。37歳。平安高(現龍谷大平安高)2年のセンバツでベスト8。立命大を経て2004年ドラフト6位で阪神入団。FA移籍した新井の人的補償として08年に広島移籍。10年にゴールデン・グラブ賞。通算867試合で打率2割4分9厘、21本塁打、144打点、136盗塁。182センチ、70キロ。右投右打。既婚。

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