札幌ドーム、3万6482人がラグビーW杯に熱狂

 札幌が、ラグビーW杯の熱気に包まれた。21日、札幌ドームで開催された1次リーグD組、オーストラリア対フィジー戦には、3万6482人の観衆が来場。フィジーが先制し、前回大会準優勝のオーストラリアが39―21で逆転勝利を収めた大熱戦に、ドームのファンは酔いしれた。開催をサポートしたボランティアスタッフからは、この熱気を2030年冬季五輪の札幌誘致につなげて欲しいと望む声も上がった。

 ラグビーW杯史上初となったドーム開催。試合開始前からドーム周辺は、外国人ファンたちでにぎわっていた。4万人近くの観衆は、次々と繰り出される世界最高峰のビッグプレーに熱狂。オーストラリアがフランカー、マイケル・フーパー主将(27)らの底力で逆転勝ちを収めるまで、ドームには大歓声が響き続けた。

 フーパー主将は、試合後の会見で「素晴らしい会場と素晴らしい応援に、後押しされました」と札幌に感謝。北海道ラグビー協会・田尻稲雄会長(71)は「初のドーム試合はW杯に新たな歴史を刻み、北海道の子どもたちにも大きな夢を与えてくれるはず」と満足そうに話した。

 会場では多くのボランティアスタッフが、サポート。メディア対応係の山形哲之(のりゆき)さん(59)は、札幌で開催された06年バスケット世界選手権などにも携わり、来年の東京五輪でもボランティアを務める予定。「間近で選手も見ましたが、迫力に圧倒されました。この盛り上がりを、札幌冬季五輪誘致にもつなげてほしい」と期待した。

 日本代表のリーチ・マイケル主将(30)が巣立った札幌山の手高ラグビー部の12選手はボールパーソンを務めた。オーストラリア代表を先導する旗手を務めたフランカー佐々木浩祐(3年)は「緊張しましたが、一生の思い出になりました。世界のプレーも目に焼き付けました」。原田季弥(としや)主将も「開幕戦でのリーチ先輩(マイケル)の活躍に感動し、フーパー選手の強さにも感激。手本にして、10月の道大会に臨みたい」と刺激を受けていた。(小林 聖孝)

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