【畠山健介の目】速さ+強さ支える松島の背筋の強さ

後半29分、トライを決める松島幸太朗(カメラ・中島 傑)
後半29分、トライを決める松島幸太朗(カメラ・中島 傑)

◆ラグビーW杯 第1日 日本30―10ロシア(20日、東京スタジアム)

 私が選ぶMVPは、ウィング松島とフランカー・ラブスカフニの2人だ。

 マツ(松島)の良さは、足が速いのはもちろん、激しいコンタクトを受けてもボールを失わずに走り切れるところだ。特に前半最後の2トライ目は素晴らしかった。負けたまま折り返すのと、勝って後半を迎えるのとでは心理的にも大きく違うからだ。

 マツとはサントリーでチームメートだった。とてもシャイでしゃべるのは得意じゃないが、仲がいいメンバーとワイワイしている普通の20代だ。内向きな性格でも、グラウンドではしっかりとハイパフォーマンスを出せる。そういう二面性が、彼の魅力でもある。

 桐蔭学園を卒業後、日本の大学には進まず南アでプレーするなど、新しいキャリアの可能性も示してくれた。相手に捕まっても、倒れないで振り払うことができる体の強さは、背筋の強さが支えている。南ア時代から鍛えていたそうで、サントリーでも、「背中を鍛えることがパワーにつながる」と話していた。

 FWのMVP・ラブスカフニは、ディフェンスでの献身的なプレーが素晴らしかった。苦しい時間帯にもディフェンスでチームを鼓舞していて、頼もしかった。

 開幕戦でボーナスポイントも含めた勝ち点5を取れたことは、8強へ向けポジティブなスタートとなった。シンプルなミスはあったが、メンタル的なことが原因で、場慣れすれば改善できる。次のアイルランド戦は、どれだけ我慢して接戦をものにできるか。今日のラブスカフニのように、23人のメンバーが献身的なプレーをしてほしい。(2011、15年W杯代表プロップ)

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