仙台育英、東北に逆転サヨナラで4強…エース左腕・笹倉世凪が劇的3ラン

9回無死一、二塁でバックスクリーン左へ逆転サヨナラ3ランを放つ仙台育英・笹倉(カメラ・有吉 広紀)
9回無死一、二塁でバックスクリーン左へ逆転サヨナラ3ランを放つ仙台育英・笹倉(カメラ・有吉 広紀)

◆秋季高校野球 宮城県大会 ▽準々決勝 仙台育英9x―7東北(19日・石巻市民)

 準々決勝で仙台育英が東北との“ライバル対決”を9―7で制し、準決勝に進んだ。9回表に2点をリードされたが、その裏、5番のエース左腕・笹倉世凪(せな、1年)の逆転サヨナラ3ランで劇的勝利を挙げた。

 高々と上がった打球はフェンス際にいた中堅手の頭上を越え、バックスクリーン左へ飛び込んだ。1点差に詰め寄り、なお9回無死一、二塁。仙台育英・笹倉が、劇的な逆転サヨナラ3ランだ。笹倉は「センターフライだと思っていて…。風が強かったので、風で伸びたのかな」と、2回戦・聖和学園戦に続く2戦連発を振り返った。須江航監督(36)は「あんな場面でホームランが出るとは思っていなかった」と1年生左腕の活躍を喜んだ。

 “ライバル”に苦しめられた。5―3で迎えた9回、無死から3連打で1点差に迫られたところで、一塁から笹倉が4番手で登板。試合を締めるはずだったが直後に逆転打を浴びるなど、2安打2四死球と乱れて5―7とひっくり返された。

 「ピンチで投げ切ることができていない」と投球に不満を残した笹倉だが、サヨナラ弾で見事にカバー。今夏の甲子園で二塁手だった中里光貴(3年)からの助言を受け、「(球に)素直に反応して打ち返せている」(笹倉)と、好調の打撃が勝負所で生きた。東北とは8月の中部地区予選で対戦。この日のように9回表にひっくり返されながらその裏に笹倉の一打でサヨナラ勝ちしていたが、勝ち方まで“再現”してみせた。

 これで秋季県大会8連覇へあと2勝。東北切符がかかる準決勝(21日)は仙台城南と対戦。「打撃ではこれからも5番の役割を果たしたい。投球では背番号1をつけている意味を考えて、しっかり投げていきたい」と意欲をみせた笹倉が、投打で勝利につながる働きをみせ続ける。(有吉 広紀)

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