タッキー社長“エモい”演出 来年同時デビューのスノスト舞台「少年たち」の手紙が「泣ける」と話題

ジャニーズJr.
ジャニーズJr.

 ジャニーズ事務所から来年同時CDデビューする6人組「SixTONES(ストーンズ)」と9人組「Snow Man」が主演する舞台「少年たち to be!」(企画・構成・総合演出=ジャニー喜多川、7~28日、東京・日生劇場)での、“タッキー演出”が話題となっている。

 7月に死去したジャニー喜多川さん(享年87)の肉声を初めて劇中で使用するなど、ジャニーズアイランドの滝沢秀明社長(38)の新しい演出が随所に見えるこの舞台。これまであった少年刑務所からの脱獄や戦地に赴いて少年が亡くなる場面が消え、50年後に少年たちが再会するエンディングに大幅変更された。病床に伏せる恩師を思い「心がグラグラしていた時で死をテーマに入れたくなかった」(滝沢氏)ためだという。

 それに伴い、50年後に老人になった少年たちが再会する場面がユーモラスに演じられているのだが、その最後に毎公演1人ずつ、メンバーやファンへの思いをしたためた手紙を日替わりで読む演出がある。読みながら声を震わせたり涙を流すメンバー、もらい泣きするメンバーや観客など“泣かせる”手紙が多く、公演後にはそれをリポートするツイートがリツイートされ、多くの「いいね!」がつけられている。

 6日に行われた囲み会見では、Snow Manの佐久間大介(27)が「極力、ネタバレはされたくないですね。僕たちの言葉で伝えたい。(なるべくネタバレを見ないで)ここに来て聞いてほしいです」と話していたが、ファンクラブでもなかなかチケットが取れない人気公演。直接聞けない人が大半で、入れないファンが手紙の内容を知りたいと思うのはいたしかたない。そもそも、ドラマやアニメを見る前の人に内容をさらすのがネタバレで、一度きりのものを伝えるのはネタバレとは言わない気がするので、佐久間くん許してあげてほしい。

 SNSによると、その佐久間は後輩が先にデビューしていく中で「たくさん悔しい思いもしましたね。年齢も近いからお互いに弱いところを見せられなくて腹を割って話せなくなって、だんだん大好きだったSnow Manが嫌いになっていきました。そんな自分が嫌でやめてしまおうと思ったこともありました」と、今だから言える苦悩を明かし、「でも集まって話したら、みんな同じことで悩んでることがわかった。それからは同じ方向を向いて走り出したね」と告白。この手紙には「まっすぐで正直で、隠すことなくさらけ出してくれるのがうれしい」「泣ける」などの声があがった。

 SixTONESの松村北斗(24)は、両ユニットのメンバー全員の名前を挙げながら、思い出と感謝を。地方公演でひとりでホテルにいることが多かった松村にSnow Manの深澤辰哉(27)が「毎晩のようにごはんの心配をしてくれた。『何か食べた? ごはん決まった? 北斗は何が食べたい?』とメールが来るのを毎日うれしく待っていた」と、仲の良い両ユニットらしいエピソードを語り、「今年でこの舞台が終わってしまうかもと思うと寂しい」と声を詰まらせたという。これにも「北斗くん、素敵なお手紙ありがとう。全員に優しい言葉をかけてくれてありがとう」「会場中を涙でつつんだ感じだった」などのコメントが寄せられた。

 1月に加入しSnow Manとしては初出演の最年少ラウール(16)は、先輩グループでの脱退発表を見たためか、手紙の最後で「ずっと9人でいたいなって僕は思います。ストレートに言うけど、抜けないで」と素直な思いを吐露。16歳の勇気ある言葉に「ファンからは『抜けないで』って言いにくい。タレントの人生を縛る権利はないから。でも、本当は願ってる。口に出してくれてありがとう」と感謝する声もあった。

 舞台は本来、ストーリーや役者の演技で観客を泣かせるものかもしれないが、同作品が5年目を迎え、デビューが決まった両ユニットやファンにとっては“卒業公演”とも言える存在。ジャニーさんが亡くなったばかりというタイミングでもあり、特別な上演となっている印象だ。

 手紙以外にも驚いた演出があった。SixTONESの田中樹(24)が、劇中の台詞で元KAT―TUNの兄・田中聖(33)について触れているところだ。将来について葛藤する場面で「周りがどうとか、兄貴がどうとかじゃねえ。俺は俺だ」と叫んでいる。「尊敬する存在」だった兄が事務所をやめてから、兄について語ることはなかった田中。デビューが決まったこのタイミングでの“解禁”は、何かを乗り越えたと伝えているのだろうか。

 会見で田中は「台本を作っていく上で、自分たちのリアルなことを今回は反映させていて、脚本家さんに自分たちのことを手紙に書いて、それを渡して台本にしていただいた」と話していた。

 2幕のショータイムでも田中は、中丸雄一(36)と兄・聖が歌っていたKAT―TUNの「ONE ON ONE」をSixTONES高地優吾(25)、Snow Man岩本照(26)と3人で披露している。この曲はKAT―TUNのファーストアルバムに収録されているもので、デビューまでの思いを歌詞にした曲として知られている。その曲を今、田中が歌うことにファンからは「感無量」「聞いたら絶対に泣く」などの声があがっている。

 滝沢氏と兄・聖は「ジャニーズJr.黄金期」と言われた時代に一緒にJr.の番組に出演していた間柄。滝沢氏だからできた演出なのかもしれない。

 ファンから「エモい」と言われる演出を繰り出すタッキー社長。今後もA.B.C-Zが座長を務める舞台「ジャニーズ伝説2019」(10月7日から東京・日生劇場)のサポート、ジャニーズJr.の7人組「Travis Japan」が初主演する舞台「虎者―NINJAPAN―」(11月2日から東京・サンシャイン劇場ほか)の構成・演出と手腕を発揮する作品が続く。

 タッキー・ファンは「しっかり食べてね」「ちゃんと寝てください」と、多忙な社長の体調を心配しているという。どうか体に気をつけて、お客さんを引きつける演出を見せてほしい。(記者コラム・コンテンツ編集部)

コラムでHo!とは?
 スポーツ報知のwebサイト限定コラムです。最前線で取材する記者が、紙面では書き切れなかった裏話や、今話題となっている旬な出来事を深く掘り下げてお届けします。皆さんを「ほーっ!」とうならせるようなコラムを目指して日々配信しますので、どうぞお楽しみください。

芸能

宝塚歌劇特集
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請