【法大】161センチMF紺野、来季はF東京でプロへ 目標は「背比べで勝った」チャナティップ

奮闘むなしく甲府に敗れた法大イレブン
奮闘むなしく甲府に敗れた法大イレブン

 ◇サッカー天皇杯▽4回戦 甲府2―1法大(18日・中銀スタ)

 法大はJ2甲府に延長戦の末に1―2で敗れ、大学勢として29年ぶりとなる8強進出を逃した。2回戦の東京V戦(2○0)、3回戦のG大阪戦(2○0)に続き、3試合連続となるJリーグ勢を破る“ジャイアントキリング”はならなかった。

 前半27分、今大会4試合目で初めて失点。後半33分に同点に追いついて延長戦(前後半15分間)に持ち込んだが、延長前半3分に決勝点を浴びて力尽きた。来季からF東京に加入内定のMF紺野和也(22)は「大学生がプロと公式戦でやれるのは天皇杯だけ。今年一番かけてきたので、サッカーを今までやってきて一番悔しい」と肩を落とした。

 持ち味の右サイドからのカットインで甲府DF陣を圧倒し、高精度のクロスでMF森の同点弾をアシストした。「(DFが)2枚来ても全然はがせていた。でも、来年はJ1でやるので通用して当たり前という気持ちでやってた」と平然と振り返る。120分間フル出場し、最後は両足をつるほどハードワークした。「90分で決めようとガンガン飛ばしてた。もっと運動量を上げて走り切らなきゃいけない」と課題を挙げた。

 今冬にF東京、札幌、神戸と3クラブのキャンプに参加。自身の進路を決めた理由について語った。「札幌はすごく良かったけど、ウィングバックで考えてると言われた。僕はサイドハーフで勝負したかった。神戸はビッグな選手がたくさんいて(定位置獲得へ)リスクがあった」と明かし、「F東京はレベルが高かったし、(久保)建英がチームを離れるのはうすうす感じてた。そこが決め手になった」という。

 161センチと小柄だが、切れ味鋭いドリブルを武器に今夏はユニバーシアード日本代表に選ばれた。アルゼンチン代表MFメッシ(バルセロナ)、ベルギー代表MFアザール(Rマドリード)に憧れ、国内では札幌のタイ代表MFチャナティップを目標とする。

 身長158センチのタイの英雄とは今冬のキャンプで対面し、「背比べをしたら僕の方が1~2センチ、デカかった」とニヤリ。「ドリブルで運べるし、ボールを失わないし、ボディバランスがすごい良かった。体の当て方もうまい。(相手選手の懐に)潜っていく力は参考になった」と振り返り、「体が小さいからこそできるプレーを追求していきたい」と掲げる。

 1学年後輩のU―22日本代表FW上田綺世(21)は7月に法大サッカー部を退部し、鹿島に加入した。紺野は今季、Jリーグの特別指定選手としてF東京U―23で3試合に出場しているが、“軸足”は大学に置いている。

 法大は現在、関東大学リーグで7位。年間上位校が出場できる全日本大学選手権(インカレ)での優勝を掲げる。「後輩に置き土産を残したい」。紺野には、大学でやらなければならないことがまだ残っている。(星野 浩司)

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