右代啓祐の世界陸上出場取り消しに陸連が謝罪「認識甘かった」

右代啓祐
右代啓祐
右代の世界陸上出場取り消しについて謝罪した麻場強化委員長
右代の世界陸上出場取り消しについて謝罪した麻場強化委員長

 日本陸連の麻場一徳強化委員長は18日、都内で会見し、十種競技の右代(うしろ)啓祐(33)=国士舘ク=がドーハ世界陸上出場を認められなかった問題を謝罪した。右代は4月のアジア選手権優勝と6月の日本選手権優勝で国内選考基準を満たして代表内定を得ていたが、国際陸連の承認を得られなかった。「心技体に加え、人間性も優れたアスリート。こういう思いをさせて非常に無念に思う。我々の体制のレベルが低い」と猛省した。

 右代は参加標準(8200点)を満たしていないが、アジア王者として参加資格を得たものとして陸連は内定を出した。だが、十種競技の地域王者は、国際陸連の技術代表による資格審査がある。全体出場枠が35人が出場の前回大会から24に減ったことも影響し、今大会は全6人の地域王者のうち、豪州と南米の2人しか承認されなかった。「右代選手はリオ五輪代表でもあるし、この条項に引っかかると想定していなかったのが正直なところ。認識が甘かった」と認めた。

 今後は欠場者が出た場合などに、繰り上げで出場できる可能性がわずかに残る。「競技人生に関わるので、しっかり引き締めてやらないといけない」と麻場委員長。東京五輪も控える中、致命的ミスの再発防止を誓った。(細野 友司)

 ◆右代の世陸問題経過

 ▼9月6日 国際陸連から右代が資格審査の条項に該当すると連絡が入る。陸連は抗議し、再考を依頼。

 ▼8日 松田克彦・五輪強化コーチに現状を伝え、国士舘大の岡田雅次監督にも状況説明するよう依頼。

 ▼9日 技術代表が再考した結果、エントリーは認められないと通知が届く。

 ▼13日 陸連は最終エントリーに右代を含めた形で提出したが、受け入れられないと回答される。

 ▼17日 エントリー不承認が公に。右代はツイッターで「こんな直前はあんまりです」などと胸の内明かす。

 ◆右代 啓祐(うしろ・けいすけ)1986年7月24日、北海道・江別市生まれ。33歳。札幌第一高―国士舘大―同大大学院。11年スズキ浜松AC入りし、12年ロンドン五輪20位。旗手を務めた16年リオ五輪も20位。現在は国士舘大講師。妹・織江はやり投げ、弟・啓欣(ひろよし)は十種競技で活躍。196センチ、95キロ。

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